新しいPicoScope 4000AシリーズPCベースオシロスコープを発表しました。

(Hi-res)

(Hi-res)

(Hi-res)

12 January 2021
Category: Oscilloscopes

本日、Pico Technologyは新しいPicoScope 4000AシリーズPCベースオシロスコープを発表しました。このオシロスコープは、同社の高分解能ディープメモリ製品ポートフォリオの第二世代となるアップグレード拡張版です。PicoScope 4000Aシリーズは、2、4、8チャンネルモデルが用意されており、12ビットのハードウェア分解能(分解能向上で16ビットまで)、256 MSのディープキャプチャメモリ、サンプルレート80 MS/秒で20 MHzの帯域幅、最大70 dB SFDR、トリガー設定可能な14ビット内蔵ジェネレーター、80 MS/秒のAWGなどの機能を搭載しています。SuperSpeed USB 3.0インターフェースで装置に電源を供給し、最大160 MS/秒でホストPCと通信を行うことができます。

どのモデルも人気が高いPicoScope 6ユーザーインターフェースで実行することができます。また、無料のPicoSDKソフトウェア開発キットを使用すれば、カスタム用途向けにハードウェアのコントロールを直接プログラミングすることが可能です。無料のPicoLog 6データロギングソフトウェアを使用して、低速・長期間の測定を行うことも可能です。

Pico Technologyの事業開発マネージャーであるトレバー・スミス(Trevor Smith)は、「Pico Technologyは、エンジニア、科学者および技術者が抱える新しい世代のニーズに応える拡張された新しいソリューションを提供するべく尽力しています。4000Aシリーズは、センサー、アクチュエーター、オーディオ、振動、動力信号・電気機械信号、低速電子センサー、シリアル通信などのマルチチャンネル高精度波形測定を行う必要があるユーザー向けに開発されました」と述べています。

SDKを使用すれば、独自のソフトウェアを作成し、4000Aシリーズハードウェアを使ったカスタムアプリケーションを作成することが可能です。Windows、macOSおよびLinux向けのドライバーが含まれているため、4000Aシリーズは幅広い範囲のOEMアプリケーションで使用するのに最適なソリューションとなっています。

Pico Technology GitHubページで提供されているサンプルコードは、Microsoft Excel、National Instruments LabVIEWおよびMathWorks MATLABなどサードパーティー製ソフトウェアパッケージや、C、C++、C#およびPythonなどのプログラミング言語とインターフェースで連結する方法を示します。ドライバは、USBを通じてギャップフリーの連続データを最大160MS/sの速度で直接PCのRAMまたはハードディスクに取り込むモードであるUSBデータストリーミングをサポートしています。お使いのPCの容量がキャプチャサイズの上限となります。

新しいPicoScope 4000Aシリーズは、2021年1月12日より全世界で販売が開始されます。販売価格は、$899 / €759 / £629です。各装置には、Picoの5年間保証がついています。詳細は、https://www.picotech.com/oscilloscope/4000/picoscope-4000-seriesからご確認ください。