Pico Technology、高速用途に最適化された高性能オシロスコープPicoScope 6428E-Dの詳細を公開

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15 February 2024
Category: Oscilloscopes

業界をリードする試験・測定装置プロバイダーであるPicoTechnology社は、最先端デバイスの開発など、優れた信号解析性能が要求されるアプリケーション向けに開発された、PicoScope 6428E-Dをリリースしました。 この新しいオシロスコープは、既存のPicoScope 6000Eシリーズの性能を拡張したもので、高エネルギー物理学、LIDAR、VISAR、分光分析、加速器、および他の高速用途に取り組む科学者や研究者にとって理想的なツールとなっています。

PicoScope 6428E-Dは、最大3 GHzの周波数帯域、 最大10 GS/sのサンプルレート、最大12ビットの可変分解能FlexRes®などの性能を備えています。 ±50 mVから±500 mVまでの4つの入力レンジにより、50 Ω測定が必要な様々なシステムにシームレスに統合することができます。 データシートに記載されているアクティブプローブ、受動プローブ、およびその他のアクセサリと併用すると、機能性をさらに拡張できます。

主要な機能:

  • 周波数帯域およびサンプルレート: 周波数帯域3 GHz、サンプルレート10 GS/sという性能を備えたPicoScope 6428E-Dは、高速測定に理想的なツールです。 コスト効率の高い価格帯で、汎用オシロスコープと同等の性能を提供します。
  • 可変分解能:8ビット~12ビットの分解能可変FlexRes ADCは、最大4 GSのキャプチャメモリを実現します。
  • BNC入力:BNC入力により、オシロスコープでは一般的な50 Ωプローブを使用できるほか、高品質SMAアダプター(TA313)を使用して接続オプションをさらに広げることが可能です。
  • 機能満載の設計:4つのアナログチャンネルに加え、最大16個のデジタルチャンネルを使用できます。
  • PicoScope 7は、豊富な拡張トリガー機能、シリアルプロトコルデコーダー、マスク試験などに対応しており、Picoのリアルタイムオシロスコープ(2000~6000シリーズ)全体で統一されたユーザーインターフェース(UI)を提供しています。
  • PicoSDK®(ソフトウェア開発キット)は、Windows、macOS、Linux向けのドライバーを提供しており、LabViewやMathWorksなどの外部パッケージ向けの対応コードも提供しています。 また、10 MHz入力またはAUXトリガー入力などにより、複数のユニットの同期機能も搭載しています。

Picoの事業開発ディレクターであるJames Niblockは、「当社は、PicoScope 6000Eシリーズの機能性を拡張した新しい製品を市場にリリースできることをうれしく思います。 6428E-Dオシロスコープは、科学者の皆様が簡単かつ正確にシステムの監視・分析を行える設計になっています。 高速PCインターフェース、包括的なSDK、高い統合性インターフェースを持つフォームファクターにより、机の上でも、実験室でも、巨大な物理学施設からでも、お客様のシステムから迅速に重要な結果を収集することができます。」と述べています。

 

従来の6000Eシリーズと新製品はどこが異なるか?

PicoScope 6428E-Dは、より高い周波数帯域を実現するために最適化されています(1 MΩ入力の除去)。 6428E-Dは、PicoScope 6000Eリアルタイムシリーズオシロスコープのアナログ周波数帯域を拡張して最大3 GHzにし、8ビットモードで最大10 GS/sに対応しています。 デュアルチャンネルモードでは、サンプルレートは5 GS/sに、4チャンネルアナログ同時サンプルでは2.5 GS/sになります。

4 GSの超大容量ディープメモリおよび300 MS/sを越える高速のデータ転送レートは、サンプリングスピードを保ちつつ効率的にデータを転送できます。

上記に挙げた拡張機能が非常に競争力の高い価格でご利用いただけるため、PicoScope 6428E-Dは、スペースやコストが最重要事項であるシステムの測定に理想的なソリューションとなります。 コンパクトな設計と汎用性の高い接続オプションにより、どんなシステムにも簡単に統合できます。 PicoScope 7ソフトウェアまたはPicoSDKにより、リモートコントロール機能もご利用できます。 以下の表は、新しいオシロスコープと従来の6000Eシリーズを比較したものです。

 

特徴

PicoScope 6428E-D

PicoScope 6426E

サンプルレート

最大 10 GS/s

最大 5 GS/s

最高周波数帯域

3 GHz

1 GHz

入力インピーダンス

50 Ω

50 Ω および 1 MΩ

入力カップリング

DC

AC, DC

入力レンジ

±50 mV~±500 mV

±10 mV~±20V

新PicoScope 6428E-DおよびPicoScope 6426Eの比較

 

カスタマイズソリューション向けにPico SDKを統合

PicoSDKを使用すると、PicoScope 6428E-Dのカスタムソフトウェアを開発できます。PicoSDKはMicrosoft Windows、macOS、Linuxに対応しており、高い柔軟性やコントロール性を提供します。 GitHubがホストするコードサンプルでは、NI LabVIEWやMATLABなどのソフトウェア、またはC、C++、C#、Visual Basic (.NET)、Pythonなどのプログラミング言語をご紹介しています。

PicoScope 6428E-Dオシロスコープは、ストリーミングモード機能も搭載しており、連続してデータを取得し、PCのRAMやハードディスクに直接保存できます。 利用可能なストレージ容量がキャプチャ容量となります。 この機能により、他社ブランドの製品製造(OEM)やシステム統合アプリケーションに理想的なツールとなります。 これらの使用例に関する詳細は、専用のPico OEMページからご覧いただけます。

他にはないサポートおよび更新

他のPico Technology製品と同様に、PicoScope 6428E-Dオシロスコープのソフトウェアも頻繁に更新されます。 シリアルデコードプロトコルや専用のカスタマーサポートが無料でご利用いただけます。

 

詳細は、以下にお問い合わせください:

Samantha Graham(マーケティング部門マネージャー)

電話: +44 (0) 1480 396395

メール:Samantha.graham@picotech.com

Pico Technology、PicoScope 7に強力な4つの新機能を追加

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29 January 2024
Category:

PCベースの電子検査および計測機器において業界をリードする革新的プロバイダーであるPico Technologは、主力商品であるPicoScope 7オシロスコープソフトウェアに4つの新機能を追加しました。

新機能は、複雑な電子設計および自動車設計の動作信頼性のデバッグ、特性化、検証を行うエンジニアを強力に支援するものとなります。PicoScope 7 T&M Stableの最新リリースには、以下が含まれます:

  1. 立ち上がり/立ち下がり時間トリガー:

立ち上がり/立ち下がり時間トリガーにより、遷移時間、特に信号が特定の電圧レベルから別のレベルへと変化するのにかかる時間に基づいて信号を捕捉して分析することができます。立ち上がりエッジまたは立ち下がりエッジでトリガーするように設定することができます。トリガーコントロールを使用して、電圧閾値上限および下限、遷移時間、信号のエッジ遷移が指定した時間より長いか短い場合、または時間範囲内か範囲外の場合にトリガーするかどうかを設定することができます。

立ち上がり/立ち下がり時間トリガー機能は、以下のような目的で有効に使用することが可能です:

  • シグナルインテグリティ分析:高速デジタル信号のインテグリティを分析する場合、立ち上がり/立ち下がり時間は重要なパラメーターとなります。デバイスのデータシートで指定されている立ち上がり/立ち下がり時間に基づいてトリガー条件を設定することにより、不適合信号を簡単に捕捉して観察することができます。
  • EMC/EMI設計コンプライアンス:高速の論理デバイスから発せられる周波数の高い高調波により、電子回路のEMI制限が規定を超えてしまう場合があります。立ち上がり/立ち下がり時間トリガーを使用して、それらデバイスが正しく設定されており、仕様内で一貫して動作しているかどうかを検証できます。
  • 駆動回路検証:電圧や電流の急激な変化により機械的損傷が発生する場合があるため、バルブやモーターのコントロールシステムには一般的にコマンド電圧のスルーレートコントロールが搭載されています。立ち上がり/立ち下がり時間トリガー機能を使って、それら回路が適切に動作しているか確認することができます。

詳細は以下からご覧ください:https://www.picotech.com/library/oscilloscopes/rise-fall-time-triggering

 

  1.  測定ロギング

PicoScopeでは、24の時間ドメインパラメーターおよび10の周波数ドメインパラメーターを自動で測定することができます。様々な取得結果から算出した統計を使用して、試験時間におけるそれらパラメーターの平均、平均偏差・標準偏差を表示することができます。統計により、波形特性の再現性に関する情報を得たり、本格的な製造に入る前に電子設計のパフォーマンス特性や信頼性を確認する上で何が役立つかを見極めたりすることができます。しかし、その情報のみでは、供給電圧や温度など、変化する稼働条件に対する応答性や、長期的ドリフトの特性を詳細に理解することはできません。

PicoScope 7は、オシロスコープ自動測定のログをホストコンピューターの.CSVファイルに直接送信します。この機能により、エンジニアは設計を長期間に渡って試験し、電圧範囲、クロック周波数安定性、温度ドリフトなどの変数による影響を確認することができます。

堅牢な設計パフォーマンスの需要が高まるにつれ、測定ロギングは主要な機能となっています。この機能により、幅広い範囲の動作条件において、現場における電子設計の信頼性を特性化して検証することができるためです。

https://www.picotech.com/library/oscilloscopes/measurements#log

  1. 測定限度およびアクション

測定アクションは、標準的な自動測定システム上に構築されており、ユーザーが指定した測定上限および測定下限に対して測定結果を自動で試験することができます。試験で違反が発生した場合、ユーザーが指定したアクションが実行されるようプログラムすることができます。アクションには以下が含まれます:

  • ビープ音
  • 音声再生
  • 測定停止
  • 測定再開
  • 実行可能ファイルの実行
  • 現在のバッファの保存
  • すべてのバッファの保存
  • 信号ジェネレーター/AWGのトリガー

アクションにより、実験室でも現場でも、短時間試験または長時間試験において重要なパラメーターを監視する半自動ツールとしてPicoScope 7を使用することができます。一番基本的なレベルにおいては、測定試験に失敗した場合、ビープ音で警告が発せられ、原因の調査が促されます。または、測定試験に失敗した場合、埋め込みシステムデバッガーなどのファイル実行をトリガーし、問題の原因を詳細に分析することができます。システム信頼性試験のハードウェアインザループ (HIL) としてPicoScopeを効果的に使用可能です。

https://www.picotech.com/library/oscilloscopes/measurements#action

  1. PSI5デコーダー

自動車産業において日々変化するニーズに対応するため、PicoScope 7はPSI5デコーダーを搭載し、標準として含まれるシリアルデコーダーの数は38になりました。PSI5は、自動車用センサーアプリケーションで広く使用されているプロトコルで、ツールセットに追加されることにより、自動車用電子システムを扱うエンジニア向けの機能性が大きく高まりました。この拡張により、PSI5データのシームレスなデコードや分析が可能になり、ユーザーはセンサーのパフォーマンスや信頼性を最適化することができます。

https://www.picotech.com/library/oscilloscopes/psi5-serial-protocol-decoding

PicoScope 7の継続的な開発

Pico Technologyの製品部門マネージャーであるTrevor Smithは、「当社は、この大きなソフトウェア更新で2024年のスタートを切れたことをうれしく思っています。立ち上がり/立ち上がり時間トリガー、自動測定ロギング、アクション、PSI5デコーダーを含む新機能は、PicoScopeをお使いになるお客様に、変化する問題に対応する最先端ツールを提供したいという当社のコミットメントを反映するものとなっています。Windows、Linux、macOSなどの最新のOS、プロセッサ、ディスプレイ技術に対応するため、陰で日々絶え間なく開発を続けてくれていることにより、このソフトウェアリリースが可能になっていることも忘れることはできません」と語っています。

PicoScope 7は、https://www.picotech.com/downloadsからダウンロードしていただけます。 無料でご利用いただけ、現在のPicoScopeモデルすべて、および多くのレガシーモデルと互換性があります。拡張機能をご利用いただけるよう、ユーザーの皆さまにはソフトウェアの更新をお勧めしております。

Pico Technology、より多くのユーザーに対して主要なソフトウェア更新を提供

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14 November 2023
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波形管理、14の言語で提供されるクロスプラットフォームガイド付きテスト、大型車両用/オフハイウェイ用ガイド付きテスト、新しい測定、演算チャンネル、シリアルデコーダーなど、幅広いサービスが追加されます。

[2023年11月(英国セントネオツ)] - 業界をリードする診断測定装置メーカーのPico Technologyは、PicoScope 7 Automotiveソフトウェアの大幅な更新をリリースしました。この7.1版の新リリースにより、Pico Technologyの自動車用オシロスコープはさらに強化されます。本測定ツールは、多くの業界の工場や現場メンテナンス技術者により故障診断用途で幅広く使用されていますが、その生産性や効果性はますます向上することになります。

リニューアルされた波形ライブラリの主な拡張機能として、Pico Technologyは波形管理機能を追加しました。この新しい機能により、ユーザーは一度のクリックでローカルに保存された波形すべてを素早く開き、ソフトウェアの一箇所で直接編集することができるようになります。これにより、アプリケーションを切り替える必要がなくなるため、波形管理プロセスを大幅に合理化することができます。波形は、車両および測定に関する完全なデータと共に自動でタグ付けされ、無料で使用できるクラウドベースの「My Waveforms(マイ波形)」ストレージにアップロードすることができます。これらの波形を一度に1つずつ、または一括でアップロードしたり、バックグラウンドアップロードを実行したりできるため、他の診断タスクも自由に実行することができます。アップロードが完了すれば、波形は安全にバックアップされるので安心することができます。また、自動車用PicoScopeを接続したパソコンにどこからでもダウンロードできるため、非常に便利です。

Pico Technologyの自動車用製品部門マネージャーであるBarnaby Donohew氏は、Pico Technologyの波形ライブラリにより多くのユーザーが益を受けることができると考えており、「ライブラリは、技術者のみが使用できるリソースであると見なされがちですが、技術サポートスタッフ、サービスマネージャー、販売特約店、代理店グループ、請求処理担当者などは、ライブラリを活用して重要な波形を保存・共有することにより、同僚がいつでも参照できるようにすることができます。ライブラリにより、既知の安定した信号や一般的に発生する故障に関する参照データに素早くアクセスすることができます。これらの利便性を提供する参照波形ライブラリツールは、他にありません」と語っています。

波形ライブラリの更新に加え、Pico Technologyはガイド付きテストアプリケーションも根本から再構築し直しました。タッチスクリーンによる使いやすいナビゲーション機能はそのままに、macOSやLinuxなどのプラットフォーム、Windowsでも使用可能になりました。この拡張により、様々なOSを使用する技術者は、使用しているプラットフォームに関わらず、強力なガイド付きテストを活用して診断プロセスの効果性を維持することができます。世界的なPicoScopeコミュニティを支援するため、Pico Technologyはガイド付きテストの対応言語数を増やしました。現在、中国語(簡体字)、中国語(繁体字)、オランダ語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ハンガリー語、イタリア語、日本語、韓国語、ポーランド語、ポルトガル語、スペイン語、英語の14言語に対応しています。世界中の技術者は、母国語でガイド付きテストを活用できるため、効率性や使いやすさは大幅に向上します。PicoScopeの活躍の場は自動車工場にとどまらず、多くの業種におけるメンテナンス技術者にも活用されているため、Pico Technologyは大型車両専用およびオフハイウェイ専用のテストをガイド付きテストに追加しました。今回追加された10のテストには、24 Vバッテリー、排気ガス処理、J1939通信、エンジン、油圧システムなどが含まれており、PicoScopeユーザーは関連する業界ハードウェアの故障を診断する上で不可欠な情報を得ることができます。

Pico Technologyの自動車事業開発部門マネージャーのPhil Service氏は、「当社は、自動車用オシロスコープソフトウェアのこのような大きな更新をリリースでき、大変うれしく思っております。プラットフォームの互換性を高めて対応言語を増やし、PicoScopeソフトウェアに多くの新機能を追加することにより、技術者の方々が簡単かつ正確に診断・修理を行えるよう支援したいと思っています。大型車両用およびオフハイウェイ用のガイド付きテストを追加したことは、当社が総合的なソリューションの提供に尽力しており、すべての業種の修理メンテナンス技術者の方々の多様なニーズに応えたいと願っていることを示しています」と語っています。

定期リリースには、波形における特定の特性の挙動を自動でトラッキングできる新しい測定および演算チャンネルが含まれています。新しく追加されたシングルチャンネル測定機能には、トップ、ベース、振幅、正のオーバーシュート、負のオーバーシュートがあり、クロスチャンネル測定機能には遅延とフェーズがあります。フェーズのクロスチャンネル測定は、異なるチャンネル上の測定間でタイミング関連の差異を計算したい技術者の方々にとって特に便利な機能です。

無料のシリアルデコードツールを拡張する尽力の一環として、PicoScope 7 Automotive 7.1版にはSENT SPC(Single Edge Nibble Transmission Short PWM Code)通信用のデコーダーが含まれています。SENT SPCプロトコルは、車載アプリケーションで広く使用されており、1つのマスターマイクロコントローラーで1つのバス上のスレーブセンサーを最大4つまで管理でき、元のSENTプロトコルは1対1のマスタースレーブ関係を特定します。新デコーダーにより、他のデジタル信号から連続的に変化する信号を変換・取得できるため、送信したデータを検証することができます。

見出しで取り上げた機能に加え、前回の更新からの100以上のマイナー更新が含まれていますが、その多くは信頼できる熱心なPicoScope 7 Automotiveユーザーにより提案されたものです。

波形測定、ガイド付きテスト(大型車両用およびオフハイウェイ用テストを含む)、および新測定評価ツールは、
PicoScope 7 Automotiveソフトウェア7.1版(https://www.picoauto.com/downloadsからダウンロード可能)ですぐにご利用いただけます。Pico Automotiveサポートフォーラムアカウントに登録後、またはフォーラムログイン詳細の使用(該当するAutomotive PicoScopeを接続)により、波形管理にアクセスしていただけるようになります。

Pico Technologyおよび自動車用オシロスコープ・ソフトウェアに関する詳細は、www.picoauto.comにアクセスしてご覧いただくか、またはお電話(+44 (0) 1480 479161)でお問い合わせください。

PicoScope 7 - パフォーマンスとユーザーエクスペリエンスを向上させる次世代オシロスコープソフトウェア

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30 May 2023
Category: General

高性能オシロスコープ・RF・データ取得装置の製造において業界をリードする企業であるPico Technologyは、次世代ソフトウェアであるPicoScope 7のリリースを発表しました。PicoScope 7は、業界の最先端を行くPicoScope 6ソフトウェアの成功をベースに、最新のPCやディスプレイ技術を十分に活かせるよう改良されています。PicoScope 7は、幅広い機能性を備えており、試験や測定を行うための精度や信頼性が高く簡単に使用できるツールを必要としてるエンジニアや専門家にぴったりのツールとなっています。

PicoScope 7は、Windows、Linux、Macでご利用いただくことができます。エントリーレベルの2000シリーズから高性能6000Eシリーズに至るまで、現行のすべてのPicoScopeモデルが対象となっています。10年以上前のレガシーPicoScopeモデルも含まれます。PicoScopeをお使いのすべてのお客様は、無料でソフトウェアをお使いいただくことができます。

PicoScope 7は、ワークフローを簡略化して生産性を向上させる直感的なツールを幅広く搭載しています。以下のような機能が含まれます。

  • 時間ドメインおよび周波数ドメインの両方でディープメモリキャプチャを視覚化する総合的なビュー。
  • インタラクティブで没入的な体験を実現するタッチスクリーン。
  • 異常やグリッチを簡単に捕捉することができる高度なトリガー。
  • 一般的な波形パラメータの自動測定。
  • 最新のI3CやCAN XL規格を含む、30以上のシリアルプロトコルデコーダー(無料)。
  • マスクエラーやトリガーなどのイベント駆動型アクション。
  • 各トリガー取得で最大100万サイクルの波形パラメータ解析が行える、画期的なDeepMeasure™機能。
  • フィルター、三角法、指数関数、対数、統計、積分、導関数などを含む高度な演算チャンネル。
  • ピーク波形、平均波形、フィルター適用波形を使ってリアルタイム比較を行う波形演算。

Pico Technologyの製品マネージャーであるTrevor Smithは、PicoScope 7リリースについて次のように語っています。「PicoScope 7をリリースできて、本当にうれしいです。この革新的なソフトウェアは、高性能オシロスコープを頼りにしているエンジニアや専門家の能力を高めることができます。PicoScope 7は高い精度、高い信頼性を実現させており、お客様には安心して使用していただくことができます。直感的に使うことができるため、作業を効率的に行うことが可能です。当社の次世代PicoScopeリアルタイムオシロスコープソリューションの土台として、技術の進歩と共にPicoScope 7は進化し続けます」。

そして、開発プロジェクトを振り返りながら、「PicoScope 7は、Pico Technologyの有能なエンジニア集団が何年も取り組んだプロジェクトの結晶です。プロジェクトのアーリーアクセスベータフェーズを通じて、ソフトウェアユーザーから膨大な量の建設的なフィードバックを取得し、それらに基づいてプロジェクトを進めることができました。提案を行ってくださったユーザーの皆様には心から感謝しております。それらユーザーの皆様が望まれたUIを提供できることをうれしく思っています」と語っています。

PicoScope 7の強力なパワーを体験するには、T&M Windows、Linux、Mac版を今すぐダウンロードしてください(https://www.picotech.com/products/picoscope-7-software

革新的なUSB機器用ソフトウェア、PicoVNA 5

VNA5 Software image from Pico Technology

VNA5 Software from Pico Technology (Hi-res)

 Remote Learning PicoVNA5 software

VNA5 Software Remote Learning (Hi-res)

02 May 2023
Category: RF products

PicoVNA 5ソフトウェアで知られるPico Technology Ltd.は、評判の高い同社のUSB制御PicoVNAベクトルネットワークアナライザー向けに新しい画期的なソフトウェアプラットフォームをリリースしました。コンパクトでクロスプラットフォームのPicoVNA 5は、Linux、Windows、macOS上で高速に稼働し、PC、Mac、Raspberry Pi 3を含む組み込みシステムで使用することができます。

どんなVNAアプリケーションをお使いであれ、PicoVNA 5を使用すれば、測定値、装置のステータス、コントロールなどを瞬時にライブ表示することができます。ノイズの少ないクリーンな表示で、最適な結果エリアやアプリケーションに焦点を合わせることができます。ドラッグしてスナップできる画期的なビューポートグリッドを使って、測定プロット、単一軸または二軸などを配置することができます。サイズ、形、位置の異なるプロットチャンネルをいくつでも使用できます。どんなモニターサイズ・解像度でも、必要なすべてのライブトレースプロットおよび保存したトレースプロットにユーザー設定のアイを維持することができます。必要であれば、周波数と時間ドメインプロットを任意にミックスすることができます。

プロット上のパラメーターコントロールにより、感度、オフセット、参照位置、スイープまたは時間ドメインパラメーターに直感的に直接アクセスすることができます。特定のビューに焦点を合わせる際、プロットタイプ(対数、線形、スミス、極座標、位相など)も変更することが可能です。マウスをかざすと、またはタッチするとトレース上のカーソルの読み出しが表示されるので、シングルクリックで正確なトレースマーカーを設定し、長期的な読み出しを行うことができます。ドラッグするか、またはマーカーをもう一度クリックすると、マーカー、マーカーの種類、位置、グループ、複数のパラメータまたはデルタ読み出しを必要に応じて正確に編集することができます。

各プロット内で、2番目の軸を追加したり、プロットを最大化したり、周波数または時間スパンへのズームやスパイグラス拡大ビューを追加したりすることが可能です。スミスチャート上で、インピーダンス整合が優れていることを確認することができると思います。

測定ポイントにスナップされない場合、表示トレースとマーカーの読み出しはベクトルまたは線形補間となります。複数の補間オプションにアクセスし、特定のアプリケーションに対して散布図と測定値間の整合性を最適化することができます。

ご覧ください!頻繁に行う測定操作のほとんどにはすべて対応しており、オフプロットメニューを探す必要もありません。必要があれば、マウスまたはタッチポイントの真下に、意思決定を助ける最小限のメニューが表示されます。

UIは、ネットワークのリモート操作およびミラーリング操作に対応しています。ハイブリッド、ハードウェア共有、グローバルコラボレーション作業、トレーニング、サポートなど、すべてのニーズに対応しています。PicoVNAのデータであれ他のタッチストーンデータであれ、装置に接続しないオフライン作業にも完全に対応しています。

PicoVNA 5構想の核となっているのは、OEM組み込みや試験システムインテグレータです。プログラマーコマンド、やPicoVNA 5への読み出しアクセスは、高速データ転送、広く使用されているSCPI、複数の同時UIアクセスポイントなどで使用できるよう設計されています。Git-hubを通じて、Picoは幅広い範囲のSCPIや高度なAPI SDK例をMatlab、Labview、Python、C、C#、C++向けに提供しています。

PicoVNA 5は、既存の8タームおよび12タームキャリブレーション法すべて対応しています。SOLT、自動E-Cal、TRL/TRM、アンノン・スルーなど、すべて鮮明なグラフィックキャリブレーションウィザード付きで、ステップごとの配線図も付いています。手動のキャリブレーション標準に関しては、ライブキャリブレーション測定プロットが表示され、プロセス中に予期しない接続や損傷関連の問題を拾いだすことができます。

複数のネットワークディエンベディング、基準面オフセットなどにより、例えばフィクスチャ(治具)の影響除去を行います。設定の保存機能は、設定、キャリブレーション、現在の測定データなど呼び出して含めるかどうかをオプションで決めたい場合に便利です。また、データやトレースを未加工ad-wave、キャリブレーション済みの.csv、タッチストーン(RI、DB、MAフォーマット)でエクスポートすることもできます。どんなスパンまたはポイント間隔でも、タッチストーンV1またはV2をインポートすることができます。

PicoVNA 5の初リリースは、業界をリードするベクトルネットワーク分析ソフトウェアにとって様々な機能を備えた土台となり、加速するアジャイル開発の原則およびアーキティクチャに基づいています。お客様からのフィードバックや優先順位を理解するため、先行ソフトウェアであるPicoVNA 3と同等の機能性は意図的にまだ導入されていません。PicoVNA 3もご利用いただくことができ、完全にサポートされますので、ご心配いただく必要はありません。

PicoVNA 5には、開発者に直接届くフィードバック機能がついており、その瞬間のフィードバックや、新機能、旧機能、機能改善など、ユーザーの開発優先順位に関するガイダンスを提供することができます。バグや不具合も検出されます。

まさに、業界をリードするユーザー最適化ソフトウェアとして考えうる最も優れた最速のツールです。

価格

PicoVNA機器の価格:

PicoVNA 106   $ 7,365               € 6,245               £ 5,165

PicoVNA 108   $ 9,835               € 8,355               £ 6,905

現在PicoVNAを所有・使用しておられるユーザーの方は、PicoVNA 5アプリケーションにより、ブートロード組み込みソフトウェア更新が行われるため、新しいハードウェア機能をご利用いただけるようになります。この更新をご利用いただく場合、アプリケーション内のインターネット購入から少額の料金(お住まいの国の通貨)をお支払いいただきます。

既存のPicoVNAのアプリケーション内アップグレード         $ 359       € 329      £ 279

 

Pico Technologyについて

Pico Technologyは、1991年に創設されると、またたく間にPCオシロスコープ、データロガー、自動車用診断装置業界をリードする企業となりました。

Picoは、従来の試験装置やデータ取得製品に比べて革新的で費用効率の高い製品を提供する企業として高い評価を得ています。Picoは、高品質の装置をお求めやすい価格でご提供しております。

Pico Technologyに関する詳細は以下のサイトにアクセスしてご確認ください。
www.picotech.com
 

あらゆるIEPEセンサー向けの新しいBNCシグナルコンディショナーソリューション

(Hi-res)

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24 August 2022
Category: Oscilloscopes

Pico Technologyは、1 MΩ BNCインターフェースのあらゆるデータ取得装置でIEPEセンサーを


使用できるようにする新しいソリューションをリリースしました。TA487 IEPEシグナルコン
ディショナーは非常にシンプルなアダプターで、このアダプターを使用するとPicoScopeや
オシロスコープでPico Technology TA095加速度計などの様々な圧電式IEPEセンサーから信号
を取得・測定することができるようになります。
電圧出力型圧電方式(IEPE、Integrated Electronics Piezo-Electric)とは、高感度圧電式センサー
向けの技術基準で、高インピーダンスの信号を変換し、ノイズを最小限にとどめつつ長いケ
ーブルで伝送することができます。IEPEセンサーは、自動車、医療、航空宇宙などの様々な
業界で採用されており、加速、力、圧力、音声の測定など幅広い用途に使用されています。
TA487は非常に簡単に使用することができます。同梱のUSBケーブルでIEPEセンサーとTA487
を接続し、PicoScopeや1 MΩ BNCオシロスコープにつなげてセンサーからのデータを取得す
るだけです。TA487は、必要となる電流源と信号の常時コンディショニングを行い、IEPEセ
ンサーへの電源供給を行いつつ、測定装置への信号のACカプリングも行います。
本装置は、以下のリンクから別個にご購入いただくことが可能です
:https://www.picotech.com/accessories/bnc-cables-and-adaptors/iepe-signal-conditioner.
Pico TechnologyセンサーおよびBNCアクセサリのカタログをご覧になるには、こちらのリン
クからアクセスしてください(https://www.picotech.com/products/accessories)。

PMBus デコーディングが PicoScope 7 (早期アクセス) で利用可能になりました PMBus dekōdingu ga PicoScope 7 (sōki akusesu) de riyō kanō ni narimashita

PMBus waveform in PicoScope 7

PMBus Waveform Capture (Hi-res)

Example Architectural Diagram for PMBus

PMBus Configuration (Hi-res)

09 August 2022
Category: Oscilloscopes

2022年英国女王賞の栄えある受賞者であるPico Technologyは、Power Management Bus(PMBus)デコーダーをリリースしました。Pico Technologyのデータベースは拡大を続けており、その無料シリアルデコーダーに新たな製品が追加されました。PMBusデコーダーツールは、PicoScope 7(アーリーアクセス)でスマートバッテリや電源のデコード、表示、分析を行う際に使用することができます。

PMBusは、電源装置の構成、制御、モニタリングを行うことを意図して設計されたシリアル通信プロトコルです。I2Cから派生した、低コストの2線式バスであるSMBusという証明済みの技術を土台として構築されています。

PMBusを制定した規格策定団体であるSystem Management Interface Forum (SMIF)の早期導入企業リストには、インテル、Microchip、ST、Texas Instrumentsなどの様々なコンポーネント・機器製造業者が名を連ねています。どの企業も、製品や集積回路にPMBusを導入しています。デバッグツールとしてPicoScopeを使用しているユーザーは、様々な電源管理用途でデコーダーを使用することができます。

Pico Technologyの事業開発マネージャーであるTrevor Smithは、「電源の制御とモニタリングは、今日の電子的設計において非常に重要な要素となっています。PMBusは、スマートバッテリや組み込みシステムAC-DCコンバーター&DC-DC電源システムなどのステータス、健全度や劣化状態を管理・モニタリングする事実上の標準シリアルプロトコルとして登場しました。PicoScope PMBusデコーダー/アナライザーを使えば、エンジニアは実働環境で発生する可能性のある様々な稼働条件において、設計の構築、デバッグ、テストを迅速に行うことができます。PicoScope 7の標準エレメントとしてPMBusデコーダーが追加されたことは、組み込みシステム設計者が抱える様々な課題に取り組み、日々変化するニーズに応えるという当社のコミットメントを例証しています」と述べています。

新しいPMBusシリアルデコーダーツールは、PicoScope 7で無料でご利用いただくことができます。PicoScope 7の最新版は、 picotech.com/downloads にアクセスしてダウンロードしてください。当社は、PMBusのデコード用の様々な試験&測定用PicoScopeを取りそろえており、picotech.com/products からご利用いただくことができます。

Pico Technologyが新PicoSource AS108アジャイルシンセサイザーを発売!

(Hi-res)

(Hi-res)

28 September 2018
Category: RF products

PicoSource AS108アジャイルシンセサイザーが、Picoの信号ジェネレーター製品に新登場しました。スタティックにもパラメーターアジャイルにも最適な専門グレード性能を特徴としており、開発者、科学者、教育者、学生、サービス・インストール技術者は職場でも現場でも使用することができます。

コンパクトなPCベースの短収束信号源で、お求めになりやすい価格となっています。正弦波CW、スイープ・ホップしたパラメーター、搬送波300 kHz~8 GHzにおける標準的なAM、FM、ØM変調に対応しています。振幅、フェーズ、周波数のアジリティはIQ変調により行われ、Windowsユーザーインターフェース、DLLベースのリモートコントロール、ユーザー定義によるパラメーターのスイープリストなどから管理することができます。製品の一覧モードおよび短収束を使うと、QPSK、QAM、ASK、FSKなどの一般的な変調方式のエミュレーションを行うことができます。また、トリガー I/Oでは、「スイープ開始」または「次のポイント」でスイープ、ホップ、一覧モードの同期を行うことができます。

製品にはPicoSynth 2 ソフトウェアが同梱されています。このソフトウェアは、振幅、周波数、フェーズ、パラメーターのスイープ・ホップなどのパラメーターを直接制御することのできるタッチ対応のユーザーインターフェースで、用途に合わせて測定単位も簡単に選択することができます。各パラメーターにカスタムステップサイズを設定することができます。また、アプリケーションのインスタンスを複数立ち上げて、複数の機器を1台のPCからUSBで制御することが可能です。

PicoSynth 2には、デバイスのリモートコントロールを行うDLLパスウェイが含まれています。C言語およびC適合言語、C++、C#、Python、National Instruments LabVIEW、MathWorks MATLABなどのアプリケーション、ダウンロード可能なSDKコード例を使ってPicoがサポートしているすべてのアプリケーションなどを使用することができます。

Pico TechnologyのRF製品ビジネス開発マネージャーであるMark Ashcroft氏は、「AS108は、ワークベンチでも、テストシステムでも、埋め込みシステムコンポーネントとしても最適です。デザイン、テスト、RF、マイクロ波システムエンジニアのニーズを満たしており、教育関係、小企業、自営業などでも導入可能な価格となっています」と説明しています。

PicoSource AS108アジャイルシンセサイザーの標準価格は、$5,875 / €4,995 / £4,125です。以下で、予約を受け付けております: https://www.picotech.com/agile-synthesizer

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SXRTO:サンプラー eXtended リアルタイム オシロスコープ、 5 Ghz オシロスコープ。

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26 February 2019
Category: Oscilloscopes

Pico Technology は、本日 PicoScope 9404 SXRTO (サンプラー eXtended リアルタイム オシロスコープ)を発表しました。9404 は、5 GHz 12ビット チャネルを4つ搭載しています。各チャネルは、チャネルごとに 500 MS/秒のリアルタイム サンプリング、最大 1 TS/秒(1 ps)の等価時間サンプリングに対応しています。電圧およびタイミングの分解能はどちらも、高性能広帯域オシロスコープの特徴となっています。 

幅広い入力、優れたタイミングと電圧分解能により、70ps の速度でトランジション表示して正確に測定し、ギガバイト信号のクロックパフォーマンスやアイパターン分析を実行します。2 ps RMS 以下のトリガー ジッターや 5-Ghz の内部トリガーは、今日の高速シリアル データ システムのマージン分析および特性評価に対応しています。リアルタイムのブロードバンド サンプリングは、ベースバンド変調の同時表示に対応する一方で、キャリア エンベロープおよびエンベロープ トラック コントロール信号が、900MHz や 2.4GHz などの主要なワイヤレス通信周波数バンドを含むパスの増幅、ルート、送信を行います。


Pico の SXRTO 装置のアーキテクチャにより、反復信号またはクロック関連アプリケーションのブロードバンド タイム ドメイン サンプリングにかかる費用を大幅に削減することができます。Pico の RF ビジネス開発マネージャーである Mark Ashcroft 氏は、従来のリアルタイム オシロスコープ(RTO)の主なコストドライバーとなっているのは、データとメモリ帯域幅であることに注目しています。高速リアルタイム サンプリングには、アナログ システムの帯域幅より大幅に広いデータ帯域幅が必要であり、その要件により装置の価格は引き上げられてしまいます。反復信号が使用可能な場合は、ほとんどすべての RTO が ETS(ランダム等価時間サンプリング)を使ってサンプリング密度を高めます。Pico の SXRTO アーキテクチャは、ETS 技術を開発する代わりに、低いレート(500 MS/秒)でサンプリングを行い費用効率を高めることにより、市場をリードする 2000 倍の 1 TS/秒というサンプルレートを達成しました。高帯域幅の信号の多くは反復信号であるため、コストのかかる高サンプルレートは必要ありません。 

「サンプリング オシロスコープ」とは対照的に、ETS 技術は、トリガーやプリトリガー キャプチャに対応しており、リアルタイム オシロスコープ操作の周知性、利便性、使いやすさを特徴としています。Pico の SXRTO 技術は、500 MS/ 秒以下のサンプルレートで単一イベントの波形キャプチャを 250,000 サンプル(単一チャネル)のキャプチャメモリにシームレスに遷移します。これは、速度の遅いシステム信号のキャプチャや変調エンベロープにおいては特に役立ちます。

この USB 制御装置には、PicoSample 4 ソフトウェアが同梱されます。タッチスクリーン対応の GUI サポートで装置の設定を行い、波形、測定値、統計を好みのサイズ・フォーマットで表示することができます。これには、4K などの高解像度モニターおよびプロジェクションへの完全対応が含まれます。最大 4 つのズーム トレース ビューを使用して、波形の詳細を調べることができます。

信号品位測定ビュー、数学ビュー、統計ビューなどの幅広いビューが自動またはユーザー設定で使用できるほか、リミット試験機能も搭載されており、パルス、タイミング パフォーマンス、ジッター、RZ & NRZ アイパターンの検証や傾向分析を行うことができます。PCIe、GB Ethernet、Serial ATA などの業界標準の通信マスク試験も標準装備されています。 

職場では PicoSample 4 ソフトウェアを使用するユーザーがほとんどですが、OEM やカスタム アプリケーション向けには PicoScope 9404 を ActiveX リモートコントロールで操作することができます。プログラミング サンプルは Visual Basic (VB.NET)、MATLAB、LabVIEW で提供されますが、Windows COM インターフェース規格をサポートするプログラミング言語(JavaScript、C 言語)も使用することができます。 

9404 には、PicoConnect™ 900 シリーズのギガビットおよび マイクロ波受動試験プローブの使用が推奨されています。これらのプローブは、様々なアプリケーションに対応する幅広い帯域幅、カップリング タイプ、分割比を提供することができます。PicoScope 9404 にはアクティブ SMA インターフェースが搭載されており、この新製品アーキテクチャ上で将来的に様々な構成、様々なアクセサリーを使用できるようになっています。 

価格

9404 の価格は $14,995 / €11,995 / £10,995 で、5 年間の包括的な保証がついています。詳細は、www.picotech.com でご覧ください。

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PicoScopeにマンチェスターデコーダーを追加

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01 July 2019
Category: Oscilloscopes

Pico Technologyは、PicoScope 6ソフトウェアに一般的マンチェスタープロトコルデコードを追加しました。

マンチェスター符号を使用した信号は、MIL-STD-1553、10BaseT Ethernet、RFID、コンシューマーIRデバイスなど、ネットワーク通信規格に広く使用されています。カスタムバージョンは、多くの組み込み型システムアプリケーションに使用されています。

マンチェスター符号の波形は「自己クロック型」です。排他的論理和ブール関数を使い、クロック信号が送信データに組込まれます。クロックが組込まれているということは、2つまたは3つの伝送路が必要となるI2CやSPIのような規格とは異なり、必要となるのは1つの伝送路のみであるということです。

通常、データはフィールドに配置されたフレームで送信され、特定のアプリケーション用の完全なプロトコルを構成します。フィールドの定義には、開始ビットの数、ワードの長さ、ビットの順序(LSBまたはMSB)、プリアンブル、ヘッダー、データ、チェックサムが含まれます。PicoScopeの一般的マンチェスターデコーダーの設定パネルでは、各フィールドを特定の実装の定義に合わせることができます。

Pico Technology Ltd. のビジネス開発マネージャーであるTrevor Smith氏は、「シリアル通信は現代の電子システム設計の動脈とも言える存在ですが、信号品位の問題の原因ともなります。製造・配備に向けた設計を開始する前にこれらの問題を特定して解決する必要があります。

マンチェスターを基盤とした設計はPCBレイアウトを簡素化できるのみならず、幅広いニーズに向けた汎用性の高いデータ構造を提供できるため、非常に人気があります。PicoScopeのマンチェスターデコーダーは、いかなるフレーム構造にも適合するように構成することができます。エンジニアはデータやその信号波形を正確に表示して確認できるため、設計ミスの根本原因を見極めることが可能になります」と述べています。

マンチェスターデコーダーは、 エントリモデルの2000シリーズから、帯域幅500 MHz、サンプリング5 GS/秒、キャプチャメモリ最大2GSのハイエンド6000シリーズまで、現在販売されているPicoScopeハードウェアすべてに標準装備されます。現在PicoScopeをお使いいただいてるお客様は、最新のバージョン6.14をhttps://www.picotech.com/downloadsから無料でダウンロードしていただけます。

PicoScopeマンチェスターデコーダーに関する詳細は、こちらからご覧ください:https://www.picotech.com/library/oscilloscopes/manchester-encoded-signals-serial-protocol-decoding

Pico Technologyについて

Pico Technologyは、25年以上にわたって、高性能PCオシロスコープとデータロガーの設計、開発、製造において業界をリードしています。当社の東欧支社のエンジニアは、1974年よりRFおよびマイクロ波市場に取り組んでいます。

当社は、省スペースの高性能製品およびソフトウェアの革新的ポートフォリオをそろえ、独自の低価格で提供しております。以下は、当社の製品ポートフォリオの一部となります。帯域幅最大25GHzのPicoScope PCサンプリングオシロスコープ/解像度最大16ビットの固定および柔軟なハードウェア装備のリアルタイムオシロスコープ/ディープバッファメモリと混合信号機能/TC-08およびPT-104温度データロガー/複数の賞を受賞している自動車向けオシロスコープキット。

Pico Technologyに関する詳細な情報は、以下からご覧いただけます:

www.picotech.com

定期更新、および当社のマンスリーニュースレターの購読は、以下から設定していただけます:

www.picotech.com/newsletter

Pico Technology、PicoLog、およびPicoScopeは、国際登録されているPico Technologyの登録商標であり、米国特許商標庁に登録されています。

PicoScope 4823:8チャンネル高速自動車用オシロスコープ

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01 July 2019
Category: Automotive Diagnostics

Pico Technologyは、自動車用では初となる8チャンネルのオシロスコープ、PicoScope 4823を本日発表しました。PicoScope 4823オシロスコープは、高度な診断、トレーニング、自動車設計に理想的なスコープです。チャンネルが8つあるため、複数のセンサー、アクチュエーター、CAN / CAN FD信号を最大80 MS/秒の速度で同時に監視することができます。 自動車用プローブ向けに構成されており、150以上のガイド付き試験を内蔵しているほか、現在は8チャンネルをサポートするPico波形ライブラリ内で何千もの比較を行うことができます。

4823の入力には、セルフリセットフューズで保護された共通接地があります。2&4チャンネルの4225/4425 PicoScopeのフローティング入力設計よりは入力保護は小さくなりますが、接地を共有することで8チャンネルの接続を迅速に行うことができます。PicoScope 4823は複雑な問題を診断する専門家向けのオシロスコープですが、4425は一般的なワークショップでの使用向けに広範にご利用いただけるスコープになっています。解像度12ビット、帯域幅20 MHz、バッファメモリ256 MS、SuperSpeed USB 3.0インターフェースなど、ディープメモリのPicoScopeにお客様が求める仕様を各種搭載しています。

PicoScopeは、専属修理業者や独立修理業者から最も高い信頼を得て使用されている測定システムです。PicoScopeを使用することで、自信を持ってほとんどの自動車の不具合の原因を特定して修理することができるためです。PicoScopeをご購入いただけば、世界最高の診断用オシロスコープ業界における25年の経験から益を受けていただくことができます。是非ご利用ください!

 

PicoScope 4823は、自動車および装置技術者向けの世界最高レベルの8チャンネル診断用オシロスコープで、装置の限界にいらいらさせられることなく最高の性能をご活用いただくことができます。Picoコミュニティやリソースも用意されており、PicoScope診断用オシロスコープを使用される際にご活用いただくことができます。

 

価格:PicoScope 4823の価格は£1735 $2305 €1955、世界中の当社販売代理店より、またはウェブサイトwww.picoauto.comから直接お買い求めいただくことができます。

PicoScope™ 4425A:アクティブな診断

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06 April 2020
Category: Automotive Diagnostics

本日Pico Technologyは、新しい診断用オシロスコープであるPicoScope 4425Aおよび4225Aをリリースいたします。このオシロスコープは、4チャンネルおよび2チャンネルでのご利用が可能です。この最新診断用PicoScopeは、当社の従来品である4425/4225実験室用スコープが有する機能すべてを備え、なおかつ標準BNC、アクティブデジタル接続、電源供給機能を備えたインテリジェントアクセサリ(PicoBNC+™)用のスマートインターフェースを搭載しています。4425Aおよび4225Aでは、これまでお使いいただいてきたBNCプローブやアクセサリすべてを引き続き使用していただくことができるため、投資が無駄になることはありません。

COVID-19が各地で引き続き猛威を振るっており、スタッフの大部分がリモートで業務を行っているため、Picoはリリース計画の変更を余儀なくされました。リリースの時期を遅らせることについて話し合いましたが、引き続き業務を進めて最善の時期にリリースすることを決定しました。世界中にはPicoScopeを使用して、刈り取り機などのオフハイウェイ装置や自動車の不具合の修正に取り組んでいる技術者がたくさんいらっしゃいます。当社のお客様も業務を続行しておられますので、当社も様々なの方法でお客様のサポートを続行していきます。

新しいモデルは、新しいテスト機能や将来的に使い続けられる機能を搭載しており、経験があまりないユーザーでも専門家でも簡単に(かつ直感的に)使用できるようになっています。自動車査定人向けのキットなど、様々なアクセサリがご利用いただけますが、EVキットも近日発売予定です。

新しいPicoBNC+接続は、プラグアンドプレイ設計となっており、押すだけで簡単に接続することができます。スコープのインタラクティブLEDは、プローブが接続されるとプローブと同じ色に点灯します。プローブはソフトウェアで自動で認識されて適切に設定されるため、PicoScope 4425Aでの診断をさらに迅速かつ簡単に行うことができます。

  • PicoBNC+ プローブ認識により時間を短縮してエラーをなくすことができ、新しいユーザーでも自信を持って使用できるため、他のスコープよりも快適かつ迅速に診断を行うことができます。
  • PicoBNC+ 電源供給型プローブにより電流クランプが常に作動可能となるため、長時間に及ぶ測定もバッテリーを使用することなく無制限に行うことができます。
  • PicoBNC+ ソフトウェアコントロールによりプローブのAuto-zero(自動ゼロ)機能が提供され、手動でスイッチ設定を行う必要がないため、ユーザーのプローブ設定の手間を省くことができます。
  • チャンネルステータスLEDにより、どのプローブをどのチャンネルに接続するか、およびどれがアクティブチャンネルかがはっきり分かります。
  • プローブ不一致機能[PicoScope 7]により、誤って設定や測定を行ってしまう可能性を低減させることができます。

新しい機能に加え、4425Aはこれまでの4425 PicoScopeが有する以下のような機能を搭載しています: ConnectDetect™、±200 V電圧入力範囲、フローティング入力システム、高サンプルレート(最大400 MS/s)、高垂直分解能(12ビット~16ビット拡張)、SuperSpeed USB 3.0インターフェース、帯域幅20 MHz、詳細トリガー、詳細フィルタリング、大きなバッファメモリ(2億5千万サンプル)、演算チャンネル、測定およびフェーズルーラー、Pico波形ライブラリ、150以上のガイド付きテスト、無償のPicoソフトウェアアップグレード。

PicoScopeは、他のどんな測定システムより多くの公認修理工場および独立修理工場により信頼され使用されています。これは、素早く自動車の不具合を検出して修理する上で、PicoScopeが優れた機能性、信頼性、サポートを提供することができるためです。PicoScopeでは、電気、圧力、油圧、NVH(騒音・振動・ハーシュネス)の不具合を診断することができるため、様々な種類の自動車、トラック、バス、バイク、農業用機械・建設用機械、オフハイウェイおよび産業用システムなどに関する包括的な情報を得ることができます。

PicoScope 4425Aは、診断の迅速かつ正確な実行を実現させることに焦点を合わせた比類のない性能および有用性により、自動車診断用オシロスコープおよび技術者らに新しい標準を提示するものとなっています。

PicoScopeを購入いただきますと、世界最高の診断用オシロスコープに投じてきた25年の歳月から当社が蓄積してきた知識を存分にご利用いただくことができます。是非ご利用ください!PicoScope 4425A/4225Aオシロスコープおよびキットは、世界中の当社代理店から、またはwww.picoauto.comから直接お買い求めいただけます。

Pico Technologyについて

Pico Technologyは、25年以上にわたって、高性能PCオシロスコープとデータロガーの設計、開発、製造において業界をリードしています。当社の東欧支社のエンジニアは、1974年よりRFおよびマイクロ波市場に取り組んでいます。

当社は、省スペースの高性能製品およびソフトウェアの革新的ポートフォリオをそろえ、独自の低価格で提供しております。以下は、当社の製品ポートフォリオの一部となります。帯域幅最大25 GHzのPicoScope PCサンプリングオシロスコープ/解像度最大16ビットの固定および柔軟なハードウェア装備のリアルタイムオシロスコープ/ディープバッファメモリと混合信号機能/TC-08およびPT-104温度データロガー/複数の賞を受賞している自動車向けオシロスコープキット。

Pico Technologyに関する詳細は以下のサイトにアクセスしてご確認ください。

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Pico Technologyは、国際登録されているPico Technologyに登録商標であり、米国特許商標庁に登録されています。

編集に関するお問い合わせ:

Samantha Graham

マーケティング部門エグゼクティブ

Pico Technology

Colmworth Business Park

St. Neots

Cambridgeshire

PE19 8YP

英国

 

電話:        +44 (0) 1480 396395

ファックス:   +44 (0) 1480 396296

 

Eメール:      samantha.graham@picotech.com

マルチチャンネルプローブポジショニングシステム

(Hi-res)

11 May 2020
Category: Oscilloscopes

2チャンネル以上のオシロスコープの使用においては、1つの問題を避けて通ることはできません。2つ以上のオシロスコーププローブを持っていることができる人はいない、ということです。新しいPicoScope 6800Eデバイスなどのように、8つのチャンネルを使用するオシロスコープにおいてはこの点が特に問題となります。この問題を解決することは、Pico Technologyにとって特に重要でした。

この問題に対する解決策はあまり存在せず、どの解決策も不十分であったり経済的でなかったりします。例えば、ブローブを持ってもらうように同僚に頼むことがあるかもしれませんが、時間を有効に使用しているとは到底言いがたい状況です。試験中のデバイスにプローブを半田付けすることも可能です。しかし、この方法を使用できる試験は限られており、プローブも損傷してしまいます。


Picoは、試験中のPCBをしっかり固定して必要なだけのプローブを正確な位置に配置する画期的なソリューションを開発しました。これにより、手が自由に使えるようになるため、ユーザーはオシロスコープや他の試験装置を自由に操作することができます。

柔軟性の高い「グースネック(S字型)」プローブホールディング・ポジショニングシステムの特徴的な設計においては、PicoScope 6000シリーズオシロスコープに同梱のPico 2.5mmファインピッチプローブが使用されます。その完璧なバランス性と柔軟性のかぎとなっているのは、絶妙に重さが調整されたプローブホルダーです。このホルダーは、重力を利用してばね式プローブチップを押し下げ、治験中の基板やコンポーネントにほどよく接するようにします。

PCBは4つの磁気支柱で所定の場所に固定されるため、システムを検査や半田付けなどに使用することができます。加えて、丈夫な軽量スチールのベースプレートが支柱とプローブホルダーをしっかり固定します。片側が鏡面仕上げとなっているため、PCBの下側になっているステータスLEDもしっかり確認することができます。

プローブポジショニングシステムは、500 MHzまでのBNCオシロスコープをお使いのお客様向けには、500 MHz BNC接続受動プローブ4つのキットとして、また既存のPicoScope 6000シリーズをお使いのお客様向けにはプローブなしのキットとしてご利用いただくことができます。追加のプローブアームも別途購入いただけますので、お使いのキットをアップグレードしていただくことが可能です。

こちらをクリックすると、Picoマルチチャンネルプローブポジショニングシステムに関する記事全体をお読みになることができます。

Pico Technologyについて

Pico Technologyは、25年以上にわたって、高性能PCオシロスコープとデータロガーの設計、開発、製造において業界をリードしています。当社の東欧支社のエンジニアは、1974年よりRFおよびマイクロ波市場に取り組んでいます。

当社は、省スペースの高性能製品およびソフトウェアの革新的ポートフォリオをそろえ、独自の低価格で提供しております。以下は、当社の製品ポートフォリオの一部となります。帯域幅最大25 GHzのPicoScope PCサンプリングオシロスコープ/解像度最大16ビットの固定および柔軟なハードウェア装備のリアルタイムオシロスコープ/ディープバッファメモリと混合信号機能/TC-08およびPT-104温度データロガー/複数の賞を受賞している自動車向けオシロスコープキット。

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Pico Technology、PCベースのミックスド・シグナルオシロスコープのラインナップを拡張

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26 May 2020
Category: Oscilloscopes

PicoScope 6000Eシリーズコンパクト4+16チャンネルMSOは、エンジニア、開発者、科学者向けのコスト効率のよい試験・デバッグソリューションとなっています。

Pico Technologyは、本日、PicoScope 6000Eシリーズオシロスコープのさらなる開発を発表しました。新たに3つの4チャンネルモデルがリリースされますが、いずれのモデルもオプションで16個のデジタルチャンネルを構成することができます。帯域幅300または500 MHz、8ビットまたは8/10/12ビットのフレキシブル分解能、および最大4 GSのディープキャプチャメモリなどの機能を備えたこれらの製品は、今年の初めにリリースされた8チャンネルモデルに加わり、既存のPicoScope 6000Eポートフォリオをさらに拡張するソリューションとなります。

「PicoScope 6000Eシリーズの拡張は、興奮を誘う発表となります。と言うのも、新製品が次世代埋め込みシステムを開発するエンジニアが直面している主な試験エンジニアリング要件に対応しているからです。PicoScope 6000Eシリーズと、性能が実証されており広く利用されているPicoScope 6アプリケーションソフトウェアを併用することで、高性能埋め込みシステム、信号処理、パワーエレクトロニクス、メカトロニクス、自動車設計の開発を加速する高性能デバッグツールとなります」とPico Technologyの事業開発マネージャーであるトレバー・スミス(Trevor Smith)は語っています。同氏は、「PicoScope 6000Eシリーズは、21のシリアルプロトコルデコーダ/アナライザー、スペクトラム分析機能、50 MHzの任意波形ジェネレーター、詳細分析および長時間に及ぶ無人試験用のユーザー定義による演算機能・アラーム機能など、独自の機能を多数標準装備しています。$4,865からというお手頃な価格ながら、様々な必要を満たす高性能波形解析ソリューションで、Picoの世界レベルのテクニカルサポート専門家がサポートを行っています」と続けています。

245 x 192 x 62 mm(9.7 x 7.6 x 2.5インチ)のコンパクト設計であるため、6000Eシリーズオシロスコープはどんなワークベンチにもうまくフィットします。PicoのPCベース装置は、実験室であれ自宅オフィスであれ、限られたスペースでプロレベルの試験装置が必要なエンジニアに最適の製品です。

PicoScope 6000Eハードウェアのアプリケーションを自作できるソフトウェア開発キット(SDK)は、無料でダウンロードして使用することができます。SDKには、Windows、macOS、Linux向けの装置ドライバー、およびC、C#、C++、Pythonのコード例が含まれています。ドライバーを使用すると、Microsoft Excel、National Instruments LabVIEW、MathWorks MATLABなどのサードパーティソフトウェアパッケージも使用することが可能です。Picoは、MathWorks Connections Programへの参加資格を持つパートナーで、社内MATLAB開発者としての幅広い経験を有しています。

PicoScope 6000Eハードウェアの全機能はAPIを介してプログラマーに提供され、科学、調査、産業、自動車、パワーアプリケーションにおいて事実上無制限にカスタムおよびOEMアプリケーションを開発することが可能になります。

価格:

PicoScope 6403E(帯域幅300 MHz、8ビット分解能、メモリ1 GS)$4,865 / €4,135 / £3,415
PicoScope 6404E(帯域幅500 MHz、8ビット分解能、メモリ2 GS)$7,305 / €6,205 / £5,125
PicoScope 6424E(帯域幅500 MHz、8/10/12ビット分解能、メモリ4 GS)$8,725 / €7,415 / £6,125
TA369デジタルポッド(8チャンネル、キャプチャ1 ns)$709 / €599 / £499

PicoScopeのPCベース装置は、ご購入後もずっと無料でソフトウェア更新をご利用いただけ、その総所有コスト(TCO)は従来のベンチトップ装置と比較しても何ら遜色ありません。さらに、新しいPCおよびディスプレイ技術を導入する場合、それらの価格のみで装置の性能をさらに向上させることができるため、将来的な必要にも対応することが可能です。

Pico Technologyについて

Pico Technologyは、25年以上にわたって、高性能PCオシロスコープとデータロガーの設計、開発、製造において業界をリードしています。当社の東欧支社のエンジニアは、1974年よりRFおよびマイクロ波市場に取り組んでいます。

当社は、省スペースの高性能製品およびソフトウェアの革新的ポートフォリオをそろえ、独自の低価格で提供しております。以下は、当社の製品ポートフォリオの一部となります。帯域幅最大25 GHzのPicoScope PCサンプリングオシロスコープ/解像度最大16ビットの固定および柔軟なハードウェア装備のリアルタイムオシロスコープ/ディープバッファメモリと混合信号機能/TC-08およびPT-104温度データロガー/複数の賞を受賞している自動車向けオシロスコープキット。

Pico Technologyに関する詳細は以下のサイトにアクセスしてご確認ください。

www.picotech.com

PicoScope® 4425A: 電気自動車用キット

(Hi-res)

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27 October 2020
Category: Automotive Diagnostics

本日Pico Technologyは、新しいPicoScope 4425A電気自動車(EV)用キットをリリースいたします。様々なタイプの車両およびパワートレインに対応する設計の本製品は、高電圧バッテリやモーターシステムを搭載する車両を対象とした将来性の高いシステムを自動車整備工場に提供することができます。

クリーンで再生可能なエネルギーの使用や有害な放出物や粒子状物質の削減に向けた試みが進んでいく中で、電気自動車の重要性はますます顕著になっています。今日では、電気自動車についてより広く議論されるようになり、電気自動車の配備に対する投資も大きくなっているため、整備工場では電気自動車に対応する必要性に対する認識が高まっています。Picoは、整備工場が内燃機関(ICE)を扱っている場合と同様の効率性、効果性、安全性を保ちながら作業できるよう、パートナーやお客様と協同で取り組んでいます。

このPicoScope 4425Aキットは包括的な診断機能を提供する製品で、すべてのタイプの電気自走車(BEV、MHEV、PHEV、燃料電池)およびICE(ディーゼル、ガソリン、LPG)に対応しています。幅広い範囲のPicoアクセサリと併用することで、4425Aはエンジン/モーター、センサー、アクチュエーター、通信バス、騒音・振動・ハーシュネスなど、基本的な測定をすべて行うことができ、技術者向けの広範囲に及ぶガイダンスを含む使い易いシステムとなっています。PicoScope 4425A EVキットには、電気自動車で安全性能に関する問題となり得る欠陥の調査が安全に行えるようにするための試験装置がすべて含まれています。

対応している広範囲に及ぶEVシステムには、以下が含まれます。

DC HVエンジンシステム、またはACモーター/ジェネレータードライブシステム
充電動作および12V/HVバッテリ電流分割問題
充電システムと車両間のCP/PP通信
負荷時の巻線バランスを確認する3相電流測定
12Vおよび48Vシステムすべて

ユーザーが顧客を満足させる機能を確実に有することができるよう、Picoは新しいテクノロジーに継続的に投資を行っており、独自のPicoBNC+接続システムに基づいて、PicoScope 4425Aの機能はさらに拡大・拡張していきます。

PicoScope 7ソフトウェアと併用することで、慣れていない人でもシステムを簡単に使用することができ、必要な時にいつでも高度な機能を提供することができます。さらに、ソフトウェアは無料で更新することができるほか、整備工場の大きなディスプレイを使うことができるため、いつでもはっきりと測定値を表示することができます。PicoScopeへの投資は、利益を迅速に回収することができ、最初の購入から長期間に渡って利益をもたらし続けることができます。

新しい電気自動車向け機能に加え、4425Aはこれまで多くの技術者に感謝されてきた以下のような機能を搭載しています: ConnectDetect™、±200 V電圧入力範囲、フローティング入力システム、高サンプルレート(最大400 MS/s)、高垂直分解能(12ビット~16ビット拡張)、SuperSpeed USB 3.0インターフェース、帯域幅20 MHz、詳細トリガー、詳細フィルタリング、大きなバッファメモリ(2億5千万サンプル)、演算チャンネル、測定およびフェーズルーラー、Pico波形ライブラリ、150以上のガイド付きテスト、無償のPicoソフトウェアアップグレード。

PicoScopeは、専属修理業者や独立修理業者から最も高い信頼を得て使用されている測定システムです。PicoScopeを使用することで、自信を持ってほとんどの自動車の不具合の原因を特定して修理することができるためです。PicoScopeのデータはネットワークを介して共有でき、システムは、電気、圧力、油圧、NVH(騒音・振動・ハーシュネス)を診断することができるため、トラック、バス、バイク、農業用機械・建設用機械、オフハイウェイおよび産業用システムなど様々な種類の自動車に関する包括的な情報を得ることができます。

 

PicoScope 4425Aは、診断の迅速かつ正確な実行を実現させることに焦点を合わせた比類のない性能および有用性により、自動車診断用オシロスコープおよび技術者らに新しい標準を提示するものとなっています。PicoScopeをご購入いただけば、世界最高の診断用オシロスコープ業界における25年の経験から益を受けていただくことができます。是非ご利用ください!PicoScope 4425A/4225Aオシロスコープおよびキットは、世界中の当社代理店から、またはwww.picoauto.comから直接お買い求めいただけます。

PicoScope® 4425A: 電気自動車用キット

(Hi-res)

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27 October 2020
Category: Automotive Diagnostics

本日Pico Technologyは、新しいPicoScope 4425A電気自動車(EV)用キットをリリースいたします。様々なタイプの車両およびパワートレインに対応する設計の本製品は、高電圧バッテリやモーターシステムを搭載する車両を対象とした将来性の高いシステムを自動車整備工場に提供することができます。

クリーンで再生可能なエネルギーの使用や有害な放出物や粒子状物質の削減に向けた試みが進んでいく中で、電気自動車の重要性はますます顕著になっています。今日では、電気自動車についてより広く議論されるようになり、電気自動車の配備に対する投資も大きくなっているため、整備工場では電気自動車に対応する必要性に対する認識が高まっています。Picoは、整備工場が内燃機関(ICE)を扱っている場合と同様の効率性、効果性、安全性を保ちながら作業できるよう、パートナーやお客様と協同で取り組んでいます。

このPicoScope 4425Aキットは包括的な診断機能を提供する製品で、すべてのタイプの電気自走車(BEV、MHEV、PHEV、燃料電池)およびICE(ディーゼル、ガソリン、LPG)に対応しています。幅広い範囲のPicoアクセサリと併用することで、4425Aはエンジン/モーター、センサー、アクチュエーター、通信バス、騒音・振動・ハーシュネスなど、基本的な測定をすべて行うことができ、技術者向けの広範囲に及ぶガイダンスを含む使い易いシステムとなっています。PicoScope 4425A EVキットには、電気自動車で安全性能に関する問題となり得る欠陥の調査が安全に行えるようにするための試験装置がすべて含まれています。

対応している広範囲に及ぶEVシステムには、以下が含まれます。

  • DC HVエンジンシステム、またはACモーター/ジェネレータードライブシステム
  • 充電動作および12V/HVバッテリ電流分割問題
  • 充電システムと車両間のCP/PP通信
  • 負荷時の巻線バランスを確認する3相電流測定
  • 12Vおよび48Vシステムすべて

ユーザーが顧客を満足させる機能を確実に有することができるよう、Picoは新しいテクノロジーに継続的に投資を行っており、独自のPicoBNC+接続システムに基づいて、PicoScope 4425Aの機能はさらに拡大・拡張していきます。

PicoScope 7ソフトウェアと併用することで、慣れていない人でもシステムを簡単に使用することができ、必要な時にいつでも高度な機能を提供することができます。さらに、ソフトウェアは無料で更新することができるほか、整備工場の大きなディスプレイを使うことができるため、いつでもはっきりと測定値を表示することができます。PicoScopeへの投資は、利益を迅速に回収することができ、最初の購入から長期間に渡って利益をもたらし続けることができます。

新しい電気自動車向け機能に加え、4425Aはこれまで多くの技術者に感謝されてきた以下のような機能を搭載しています: ConnectDetect™、±200 V電圧入力範囲、フローティング入力システム、高サンプルレート(最大400 MS/s)、高垂直分解能(12ビット~16ビット拡張)、SuperSpeed USB 3.0インターフェース、帯域幅20 MHz、詳細トリガー、詳細フィルタリング、大きなバッファメモリ(2億5千万サンプル)、演算チャンネル、測定およびフェーズルーラー、Pico波形ライブラリ、150以上のガイド付きテスト、無償のPicoソフトウェアアップグレード。

PicoScopeは、専属修理業者や独立修理業者から最も高い信頼を得て使用されている測定システムです。PicoScopeを使用することで、自信を持ってほとんどの自動車の不具合の原因を特定して修理することができるためです。PicoScopeのデータはネットワークを介して共有でき、システムは、電気、圧力、油圧、NVH(騒音・振動・ハーシュネス)を診断することができるため、トラック、バス、バイク、農業用機械・建設用機械、オフハイウェイおよび産業用システムなど様々な種類の自動車に関する包括的な情報を得ることができます。

 

PicoScope 4425Aは、診断の迅速かつ正確な実行を実現させることに焦点を合わせた比類のない性能および有用性により、自動車診断用オシロスコープおよび技術者らに新しい標準を提示するものとなっています。PicoScopeをご購入いただけば、世界最高の診断用オシロスコープ業界における25年の経験から益を受けていただくことができます。是非ご利用ください!PicoScope 4425A/4225Aオシロスコープおよびキットは、世界中の当社代理店から、またはwww.picoauto.comから直接お買い求めいただけます。

新しいPicoScope 4000AシリーズPCベースオシロスコープを発表しました。

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12 January 2021
Category: Oscilloscopes

本日、Pico Technologyは新しいPicoScope 4000AシリーズPCベースオシロスコープを発表しました。このオシロスコープは、同社の高分解能ディープメモリ製品ポートフォリオの第二世代となるアップグレード拡張版です。PicoScope 4000Aシリーズは、2、4、8チャンネルモデルが用意されており、12ビットのハードウェア分解能(分解能向上で16ビットまで)、256 MSのディープキャプチャメモリ、サンプルレート80 MS/秒で20 MHzの帯域幅、最大70 dB SFDR、トリガー設定可能な14ビット内蔵ジェネレーター、80 MS/秒のAWGなどの機能を搭載しています。SuperSpeed USB 3.0インターフェースで装置に電源を供給し、最大160 MS/秒でホストPCと通信を行うことができます。

どのモデルも人気が高いPicoScope 6ユーザーインターフェースで実行することができます。また、無料のPicoSDKソフトウェア開発キットを使用すれば、カスタム用途向けにハードウェアのコントロールを直接プログラミングすることが可能です。無料のPicoLog 6データロギングソフトウェアを使用して、低速・長期間の測定を行うことも可能です。

Pico Technologyの事業開発マネージャーであるトレバー・スミス(Trevor Smith)は、「Pico Technologyは、エンジニア、科学者および技術者が抱える新しい世代のニーズに応える拡張された新しいソリューションを提供するべく尽力しています。4000Aシリーズは、センサー、アクチュエーター、オーディオ、振動、動力信号・電気機械信号、低速電子センサー、シリアル通信などのマルチチャンネル高精度波形測定を行う必要があるユーザー向けに開発されました」と述べています。

SDKを使用すれば、独自のソフトウェアを作成し、4000Aシリーズハードウェアを使ったカスタムアプリケーションを作成することが可能です。Windows、macOSおよびLinux向けのドライバーが含まれているため、4000Aシリーズは幅広い範囲のOEMアプリケーションで使用するのに最適なソリューションとなっています。

Pico Technology GitHubページで提供されているサンプルコードは、Microsoft Excel、National Instruments LabVIEWおよびMathWorks MATLABなどサードパーティー製ソフトウェアパッケージや、C、C++、C#およびPythonなどのプログラミング言語とインターフェースで連結する方法を示します。ドライバは、USBを通じてギャップフリーの連続データを最大160MS/sの速度で直接PCのRAMまたはハードディスクに取り込むモードであるUSBデータストリーミングをサポートしています。お使いのPCの容量がキャプチャサイズの上限となります。

新しいPicoScope 4000Aシリーズは、2021年1月12日より全世界で販売が開始されます。販売価格は、$899 / €759 / £629です。各装置には、Picoの5年間保証がついています。詳細は、https://www.picotech.com/oscilloscope/4000/picoscope-4000-seriesからご確認ください。

Pico の革新的な SXRTO オシロスコープ シリーズに 2 チャンネル 5 GHzおよび16 GHzモデルが新登場!

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08 March 2021
Category: RF products

さらに魅力的な製品を低価格でお届けするため、Pico Technology は、非常に人気の高い 5 GHzおよび 16 GHz SXRTO に新しい 2 チャンネル モデル、PicoScope 9402-05 と 9402-16 を追加リリースしました。この 2 つのモデルは、昨年リリースされた 4 チャンネル モデル 9404-05 および 9404-16 に新しく加わります。すべてのモデルが高解像度の 12 ビット チャンネルを搭載しており、反復信号またはクロック生成信号に最適です。各チャンネルは、チャンネルごとに 500 MS/sのリアルタイム サンプリング、最大 2.5 TS/s(0.4 ps)の等価時間サンプリングに対応しています。今日入手可能な最高レベルの広帯域リアルタイム オシロスコープと同等、あるいはそれらを凌ぐ電圧分解能およびタイミング分解能を提供することができます。 

幅広い入力、優れたタイミング分解能と電圧分解能により、22 ps の速度でトランジションを、さらに45 ps の幅でパルスとインパルスを表示して正確に測定します。最大 10 Gb/sのギガバイト信号(第三高調波まで)のクロックパフォーマンスやアイパターン分析を実行します。2 ps RMS 以下のトリガー ジッターや 5 Ghz のトリガー帯域幅は、今日の高速シリアル データ システムのマージン分析および特性評価に対応しています。オプションの一体化クロックや8 Gb/sまでのデータ回復、外部プリスケース トリガー入力などにより、SXRTOのトリガー性能は 16 GHz モデルのフル帯域幅にまで拡張されます。さらに、リアルタイムのブロードバンド サンプリング モードは、900 MHz、2.4 GHz、5.5 GHz などの主要なワイヤレス通信周波数バンドのキャリア エンベロープ、ベースバンド変調および他のエンベロープ トラック信号の取得をサポートすることができます。


Pico の SXRTO 装置のアーキテクチャにより、反復信号またはクロック関連アプリケーションのブロードバンド タイム ドメイン サンプリングにかかる費用を大幅に削減することができます。Pico の RF ビジネス開発マネージャーである Mark Ashcroft 氏は、従来のリアルタイム オシロスコープ(RTO)の主なコストドライバーとなっているのは、データとメモリ帯域幅の大きさであることを指摘しています。高速リアルタイム サンプリングには、アナログ システムの帯域幅より大幅に広いデータ帯域幅が必要であり、その要件によりコストは引き上げられてしまいます。実際、コストの制約により、反復信号が使用可能な場合、既存の RTO は ETS(ランダム等価時間サンプリング)を使ってサンプリング密度を高めます。Pico の新しい SXRTO アーキテクチャは、ETS 技術を開発する代わりに、低いレート(500 MS/s)でサンプリングを行い費用効率を高めることにより、市場をリードする 5000 倍の 2.5 TS/sというサンプルレートを達成しました。価格を大幅に抑えた SXRTO アーキテクチャでは、高帯域幅の信号の多くは反復信号であるため、コストのかかる(ナイキストを超える)高サンプルレートは必要ありません。 

SXRTO アーキテクチャを等価サンプリング オシロスコープと比較してみることも可能です。SXRTO のランダム化 ETS 技術は、トリガーやプリトリガー キャプチャに対応しており、リアルタイム オシロスコープ操作の周知性、利便性、使いやすさを特徴としています。Pico の SXRTO 技術は、500 MS/s以下のサンプルレートおよび両方のサンプリング モードで、単一イベントの波形キャプチャを 250,000 サンプル(単一チャンネル)のキャプチャ メモリにシームレスに遷移します。これは、速度の遅いシステム信号のキャプチャや変調エンベロープにおいては特に役立ちます。

この USB 制御装置には、PicoSample 4 ソフトウェアが同梱されます。タッチスクリーン対応の GUI で装置の制御を行い、波形、測定値、統計を好みのサイズ・フォーマットで表示することができます。使用可能な Microsoft Windows ディスプレイの解像度に完全に対応しているため、波形詳細を調べたり、HD の測定値を UHD モニターやプロジェクター、また複数のモニターに表示したりすることも可能です。さらに、最大 4 つのズーム トレース ビューを使用して、12 ビット、250 kSの波形詳細を完全に表示することもできます。

信号品位測定ビュー、数学ビュー、統計ビューなどの幅広いビューが自動またはユーザー設定で使用できるほか、リミット試験機能も搭載されており、パルス、タイミング パフォーマンス、ジッター、RZ & NRZ アイパターンの検証や傾向分析を行うことができます。PCIe、GB Ethernet、Serial ATA などの業界標準の通信マスク試験も標準装備されています。 

職場では PicoSample 4 ソフトウェアを使用するユーザーがほとんどですが、OEM やカスタム アプリケーション向けには PicoScope 9400 を ActiveX リモート コントロールで操作することができます。プログラミング サンプルは Visual Basic (VB.NET)、MATLAB、LabVIEW で提供されますが、Windows COM インターフェース規格をサポートするプログラミング言語(JavaScript、C 言語)も使用することができます。 

PicoScope 9400 SXRTO、およびすべての 50 Ω 装置には、PicoConnect® 900 シリーズのギガビットおよび マイクロ波受動試験プローブの使用が推奨されています。チップ残余容量がたった 0.25 pF のこれらのプローブは、市場で最も侵襲性の低いプローブであり、9 GHz までの幅広い帯域幅、分割比、カップリング タイプ(AC および DC)を提供することができます。PicoScope 9404 4チャンネル モデルには、アクティブ SMA および LAN インターフェースが搭載されており、将来的に様々な構成、様々なネットワークを使用できるようになっています。 

価格

PicoScope 9402-05 2 チャンネル 5 GHz モデルは $10,795 / €9,095 / £7,895、PicoScope 9404-16 は $19,495 / €17,245 / £14,995 です。すべてのモデルには、5 年間の包括的な保証がついています。詳細は、www.picotech.com でご覧ください。

Pico Technology、初のアクティブプローブ付き1 GHzミックスドシグナルスコープをリリース

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27 April 2021
Category: Oscilloscopes

Pico Technologyは、本日、PicoScope 6000Eシリーズミックスドシグナルオシロスコープ(MSO)のさらなる開発を発表しました。新たに4つの4チャンネルモデルがリリースされますが、いずれのモデルもオプションで16個のデジタルチャンネルを構成することができます。帯域幅750 MHzまたは1 GHz、8ビットまたは8/10/12ビットのフレキシブル分解能、および最大4 GSのディープキャプチャメモリなどの機能を備えたこれらの製品は、2020年にリリースされた350 MHz/500 MHzモデルに加わり、既存のPicoScope 6000Eポートフォリオをさらに拡張するソリューションとなります。

受賞歴もあるPicoScope 6000Eシリーズコンパクトオシロスコープは、高性能デジタル・ミックスドシグナル設計に取り組むエンジニア、開発者、科学者向けのコスト効率のよい試験・デバッグソリューションとなっています。

オプションのA3000シリーズハイインピーダンスアクティブプローブは、PicoScope 6000Eインテリジェントプローブインターフェースと併用する設計になっています。このインターフェースはプローブに電源を供給し、A3000プローブが接続されるとオシロスコープが検出できるようになっており、オシロスコープの入力インピーダンスを50 Ωに自動で切り替えるほか、減衰やスケーリングを正しく設定することができます。

入力静電容量はわずか0.9 pF、抵抗は1 MΩで、人間工学に基づいて設計されたこのアクティブプローブは、750 MHzまたは1 GHzのスコープ帯域幅を完全に実現することができます。

「PicoScope 6000Eシリーズの拡張は、興奮を誘う発表となります。と言うのも、新製品が高度な電子システムを開発するエンジニアが直面している高性能デバッグおよび設計検証に関する要件に対応しているからです。PicoScope 6000Eシリーズと、性能が実証されており広く利用されているPicoScope 6アプリケーションソフトウェアを併用することで、高性能埋め込みシステム、信号処理、パワーエレクトロニクス、モータードライブ、自動車設計の開発を加速する高性能デバッグツールとなります」とPico Technologyの事業開発マネージャーであるトレバー・スミス(Trevor Smith)は語っています。同氏は、「PicoScope 6000Eシリーズは、4ギガサンプルのキャプチャバッファ、21のシリアルプロトコルデコーダ/アナライザー、スペクトラム分析機能、50 MHzの任意波形ジェネレーター、詳細分析および長時間に及ぶ無人試験用のユーザー定義による演算機能・アラーム機能など、独自の機能を多数標準装備しています。750 MHz帯域幅は$10,000以下、1 GHzは$13,000からというお手頃な価格ながら、高性能の波形解析ソリューションとなっており、Picoの世界レベルのテクニカルサポート専門家がサポートを行っています」と続けています。

245 x 192 x 62 mm(9.7 x 7.6 x 2.5インチ)のコンパクト設計であるため、PicoScope 6000Eシリーズオシロスコープはどんなワークベンチにもうまくフィットします。PicoのPCベース装置は、実験室であれ自宅オフィスであれ、限られたスペースでプロレベルの試験装置が必要なエンジニアに最適の製品です。

PicoScope 6000Eハードウェアのアプリケーションを自作できるソフトウェア開発キットであるPicoSDKは、無料でダウンロードして使用することができます。SDKには、Windows、macOS、Linux向けの装置ドライバー、およびC、C#、C++、Pythonのコード例が含まれています。ドライバーを使用すると、Microsoft Excel、NI LabVIEW、MathWorks MATLABなどのサードパーティソフトウェアパッケージも使用することが可能です。Picoは、MathWorks Connections Programへの参加資格を持つパートナーで、社内MATLAB開発者としての幅広い経験を有しています。

PicoScope 6000Eハードウェアの全機能はSDKでプログラマーに提供され、科学、調査、産業、自動車、パワーアプリケーションにおいて事実上無制限にカスタムおよびOEMアプリケーションを開発することが可能になります。

価格:

•    PicoScope 6405E(帯域幅750 MHz、8ビット分解能、メモリ2 GS)$9,615 / €8,165 / £6,745

•    PicoScope 6425E(帯域幅750 MHz、8/10/12ビット分解能、メモリ4 GS)$11,035 / €9,375 / £7,745

•    PicoScope 6406E(帯域幅1 GHz、8ビット分解能、メモリ2 GS)$12,815 / €10,885 / £8,995

PicoScope 6426E(帯域幅1 GHz、8/10/12ビット分解能、メモリ4 GS)$14,955 / €12,695 / £10,495
A3076アクティブプローブ(帯域幅750 MHz)$1135 / €959 / £799
A3136アクティブプローブ(帯域幅1.3 GHz)$1415 / €1205 / £999
TA369 MSOポッド(8チャンネル、キャプチャ1 ns)$709 / €599 / £499

PicoScopeのPCベース装置は、ご購入後もずっと無料でソフトウェア更新をご利用いただけ、その総所有コスト(TCO)は従来のベンチトップ装置と比較しても何ら遜色ありません。さらに、利用可能となった段階で新しいPCおよびディスプレイ技術を導入することができ、それらの価格のみで装置の性能をさらに向上させることが可能であるため、将来的な必要にも対応することが可能です。

PicoScope 6000Eシリーズ:高速デバッグ向けの高性能スコープ

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17 February 2020
Category:

2020年2月24日 – Pico Technology Ltdは、チャネル8つ、帯域幅500 MHz、デジタルチャネル16個、解像度8、10、12ビットなどの特色を持つPicoScope 6000EシリーズFlexRes®オシロスコープを発表しました。このオシロスコープは、最新のPC性能およびディスプレイ性能を最大限に活用し、様々なサイズおよび解像度で画面上にクリアで鮮明な波形を表示することができるPicoScope 6アプリケーションソフトウェアと共に使用します。最高グレードのPicoScope 6824Eは、標準装備として5 GS/sのアナログ・デジタルコンバータ、4ギガサンプルの取得メモリを搭載しています。最大100万サイクルで各測定結果を取得することが可能なDeepMeasure™ など、埋め込みシステムデバッグ用の様々なビルトインツールも提供されます。

8 + 16 チャネル仕様は、複雑なIoTや、高速低圧信号とのシリアル通信・パラレル通信など、アナログとデジタルの要素が混在する埋め込みシステムのデバッグを行うエンジニアが抱えていた問題を解決することができます。

FlexResアーキテクチャは、ユーザーがハードウェアを構成することができ、8ビット解像度で5 GS/s、または最大で12ビット解像度で1.25 GS/sまでサンプルレートを最適化することができます。高速デジタル信号の測定・デコード、または高感度デジタル信号の歪み検出などの多様なアプリケーションにおいて、解像度を柔軟に設定できるため、どちらの測定も同じオシロスコープで行うことができます。

ディープキャプチャメモリ(取得メモリが大きい)には、高いサンプルレートを維持しつつも長時間のイベントを測定することができるという利点があります。つまり、オシロスコープの帯域幅を最大限に活用することができるということです。標準で4 GSのメモリを搭載したPicoScope 6824Eは、5 GS/sのサンプルレートで200ミリ秒の信号を測定することができます。これは、解像度200ピコ秒に相当します(1:1,000,000,000の比率)。同梱の波形バッファナビゲータを使って、ディープキャプチャをさらに詳細に調べることができます。拡大/縮小コントロールを使うと最大で100万倍にまで拡大することができます。

PicoScope 6000Eシリーズでは、PicoScope 6 PCソフトウェアを活用します。このソフトウェアは性能が実証されたグラフィックユーザーインターフェースで、世界中で100,000人以上のユーザーにご愛用いただいています。ソフトウェアは、ユーザーの必要に応じて、時間、周波数、デジタルドメインで情報を表示します。マスクリミット試験、ユーザー定義のアラート、さらには1~10,000の取得メモリセグメント化などの機能も搭載しています。PicoScope 6は22の言語に翻訳されていますので、世界のどこでもお使いいただくことができます。

増加の一途をたどるシリアル通信技術に対応するため、PicoScope 6には21のシリアルプロトコル用のデコーダー、およびデジタルチャネルのパラレルバスデコードも搭載しています。最近では、対応プロトコルとしてBroadR-Reach(100BASE-T1)Automotive Ethernet、Manchester、DALIがリストに追加されました。開発中のプロトコルも多数あり、今後無料アップデートで随時公開されます。

PicoScope 6000Eシリーズは、同レベルの製品において最高の性能を提供することができます。すべてのモデルにおいて1 MHzで–50 dB以上の高調波歪み、60 dB以上のSFDR(PicoScope 6824E)を実現しています。ベースラインノイズ仕様は、大多数の高感度範囲において< 150 μV実効値(RMS)です。

PicoScope 6000Eには、200 MS/sの任意波形ジェネレーター(AWG)、正弦波、矩形波、三角波、DC電圧、ランプアップ、ランプダウン、ガウス、正弦半波関数を内蔵した50 MHzファンクションジェネレーターもついており、同製品の価値をさらに高めるものとなっています。

Picoはさらに、Picoプローブホルダーシステムもリリースしました。柔軟性の高い新型の「S字型」ホルダーとなっており、Pico 2.5 mm受動プローブにぴったりの設計です。またすべてのPicoScope 6000シリーズスコープで使用できるよう、スプリングチップもついています。ホルダーは、鏡仕上げのスチールベースプレートに取付けます。試験中の装置(DUT)を保持する絶縁ワッシャー付きの磁気PCBポートがついており、信頼性を保ちつつDUTに複数のプローブを接続する際に頻発する問題を解決することができます。

Pico Technologyの試験&測定部門事業開発マネージャーであるTrevor Smith氏は、「PicoScope 6000Eは、ミッドレンジのオシロスコープ市場をかき回す存在となるでしょう。このオシロスコープは、エンジニアが次世代の電子設計のデバッグ・検証を行う上で必要な新機能を提供しています。従来のベンチトップオシロスコープより価格、性能ともに優れており、競合他社の製品においては高価なアップグレードでのみ利用可能な多くの機能が標準搭載されています。新しいホルダーシステム、および性能が実証済みのPicoScope 6と合わせれば、この製品の右に出るものはないでしょう」と語っています。

ご利用方法

PicoScope 6000Eシリーズは、$11,395~でお求めいただけます。

Pico Technologyについて

Pico Technologyは、25年以上にわたって、高性能PCオシロスコープとデータロガーの設計、開発、製造において業界をリードしています。当社の東欧支社のエンジニアは、1974年よりRFおよびマイクロ波市場に取り組んでいます。

当社は、省スペースの高性能製品およびソフトウェアの革新的ポートフォリオをそろえ、独自の低価格で提供しております。以下は、当社の製品ポートフォリオの一部となります。帯域幅最大25 GHzのPicoScope PCサンプリングオシロスコープ/解像度最大16ビットの固定および柔軟なハードウェア装備のリアルタイムオシロスコープ/ディープバッファメモリと混合信号機能/TC-08およびPT-104温度データロガー/複数の賞を受賞している自動車向けオシロスコープキット。

Pico Technologyに関する詳細は以下のサイトにアクセスしてご確認ください。

www.picotech.com

新しいPicoScope 4000AシリーズPCベースオシロスコープを発表しました。

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12 January 2021
Category: Oscilloscopes

本日、Pico Technologyは新しいPicoScope 4000AシリーズPCベースオシロスコープを発表しました。このオシロスコープは、同社の高分解能ディープメモリ製品ポートフォリオの第二世代となるアップグレード拡張版です。PicoScope 4000Aシリーズは、2、4、8チャンネルモデルが用意されており、12ビットのハードウェア分解能(分解能向上で16ビットまで)、256 MSのディープキャプチャメモリ、サンプルレート80 MS/秒で20 MHzの帯域幅、最大70 dB SFDR、トリガー設定可能な14ビット内蔵ジェネレーター、80 MS/秒のAWGなどの機能を搭載しています。SuperSpeed USB 3.0インターフェースで装置に電源を供給し、最大160 MS/秒でホストPCと通信を行うことができます。

どのモデルも人気が高いPicoScope 6ユーザーインターフェースで実行することができます。また、無料のPicoSDKソフトウェア開発キットを使用すれば、カスタム用途向けにハードウェアのコントロールを直接プログラミングすることが可能です。無料のPicoLog 6データロギングソフトウェアを使用して、低速・長期間の測定を行うことも可能です。

Pico Technologyの事業開発マネージャーであるトレバー・スミス(Trevor Smith)は、「Pico Technologyは、エンジニア、科学者および技術者が抱える新しい世代のニーズに応える拡張された新しいソリューションを提供するべく尽力しています。4000Aシリーズは、センサー、アクチュエーター、オーディオ、振動、動力信号・電気機械信号、低速電子センサー、シリアル通信などのマルチチャンネル高精度波形測定を行う必要があるユーザー向けに開発されました」と述べています。

SDKを使用すれば、独自のソフトウェアを作成し、4000Aシリーズハードウェアを使ったカスタムアプリケーションを作成することが可能です。Windows、macOSおよびLinux向けのドライバーが含まれているため、4000Aシリーズは幅広い範囲のOEMアプリケーションで使用するのに最適なソリューションとなっています。

Pico Technology GitHubページで提供されているサンプルコードは、Microsoft Excel、National Instruments LabVIEWおよびMathWorks MATLABなどサードパーティー製ソフトウェアパッケージや、C、C++、C#およびPythonなどのプログラミング言語とインターフェースで連結する方法を示します。ドライバは、USBを通じてギャップフリーの連続データを最大160MS/sの速度で直接PCのRAMまたはハードディスクに取り込むモードであるUSBデータストリーミングをサポートしています。お使いのPCの容量がキャプチャサイズの上限となります。

新しいPicoScope 4000Aシリーズは、2021年1月12日より全世界で販売が開始されます。販売価格は、$899 / €759 / £629です。各装置には、Picoの5年間保証がついています。詳細は、https://www.picotech.com/oscilloscope/4000/picoscope-4000-seriesからご確認ください。

USB 3.0でPCに接続でき、フレキシブル解像度、取得用大容量メモリ、ミックスシグナル機能が装備された新しいFlexRes®オシロスコープ

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04 June 2018
Category: Oscilloscopes

即時発表:

PicoScope 5000Dシリーズ:「総合的な万能オシロスコープ」

2018年6月4日 - PCオシロスコープとデータロガーの分野で業界をリードするPico Technologyは本日、最大垂直解像度16ビット、最大帯域幅200MHz、サンプリング速度1GS/秒を誇るPicoScope 5000DシリーズFlexResオシロスコープおよびMSOを発表しました。FlexResハードウェアは、8ビットで最高1GS/秒のサンプリング速度、16ビットで最高62.5MS/秒のサンプリング速度、もしくはこの間のその他の組み合わせを最適化するため、様々なタイムインタリーブおよび並列回路の入力チャンネルでマルチチャンネル高解像度ADCを採用します。

PicoScope 5000D MSOモデルは、16のデジタルチャンネルを追加し、アナログ/デジタルの正確な時間相関測定を可能にします。デジタルチャンネルをグループ化し、バスとして表示できます。この際、各バス値は2進数(バイナリ)、16進数、10進数(小数)、またはレベル(DACテスト向け)で表示されます。高度なトリガは、アナログとデジタルチャンネルの両方で設定できます。

PicoScope 5000Dシリーズオシロスコープには、競合オシロスコープの何倍にも相当する最大512メガサンプルの波形取得メモリが搭載されています。大容量メモリにより、最高サンプリング速度で長時間波形を取得できます。PicoScopeのDeepMeasure™ツールは、トリガされた波形取得すべてにおいて、各サイクルを分析するために大容量メモリを使用します。このツールは、表形式で結果を表示します。列にはパラメーターフィールドが、行には波形サイクルが表示されます。このツールの最新バージョンには、1サイクルあたり12のパラメーターが含まれており、最大100万サイクルを表示できます。

連続解読および分析機能は標準装備されています。解読は、設計において生じている問題を把握し、プログラミングのエラーを特定し、信号インテグリティを確認する上で役立ちます。主な用途には18プロトコル向けのサポートで対応します。

自動車:                              CAN、CAN-FD、FlexRay、LIN、SENT
埋め込みシステム:   1-Wire、I2C、I2S、SPI
航空電子工学:                              ARINC 429
コンピューター:         Ethernet 10 & 100BASE-T、PS/2、UART / RS-232、USB
産業:                                   MODBUS RTU & ASCII
照明:                                   DMX512
趣味:                                   DCC

PicoScope 5000Dシリーズオシロスコープには、SuperSpeed USB 3.0接続が装備されているため、古いUSB基準との互換性を維持しつつ、波形の高速保存を実現します。PicoSDK®ソフトウェア開発キットは、最高125MS/秒の速度で、ホストコンピューターへの連続ストリーミングをサポートします。

「5000Dは、2013年に発表されたフレキシブル解像度オシロスコープPicoScope 5000A/Bシリーズの成功を生かして生み出されたシリーズです。5000Dは、現代の埋め込みシステムで生じる幅広い波形を測定するために必要な汎用性を設計者とテストエンジニアに提供します」と、Pico Technologyのテスト&測定部門、事業開発マネージャーTrevor Smithは話します。「これにより、1台のオシロスコープを使用して、ユーザーは高速デジタル信号を取得、解読でき、影響を受けやすいアナログ信号の歪みを検出できます」

PicoScopeソフトウェアは、複雑な波形の数学関数を定義することを可能にする方程式エディタを使用して、現代のPCの処理力のメリットを活用します。これには、フィルター(ローパス、ハイパス、バンドパス、バンドストップ)、三角法、指数関数、対数、統計、積分、導関数が含まれます。また、波形演算を使用して、ピーク波形、平均波形、フィルター適用波形と共に、リアルタイムの信号を描画することもできます。

ソフトウェア開発キット

PicoSDKソフトウェア開発キットにより、ユーザーはPicoScope 5000Dハードウェア向けに自身オリジナルのアプリケーションを書くことができます。Microsoft Windows、Apple Mac(macOS)、Linux(Raspberry PiおよびBeagleboneを含む)用のドライバが装備されています。Pico Technology GitHubページで提供されているサンプルコードは、Microsoft Excel、National Instruments LabVIEWおよびMathWorks MATLABなどサードパーティー製ソフトウェアパッケージや、C、C#、C++、およびVisual Basic .NETなどのプログラミング言語とインターフェースで連結する方法を示します。

価格およびご購入について

PicoScope 5000Dシリーズオシロスコープは、5242D(2チャンネル/60MHz)モデルが最もお求めやすい価格のモデルで販売価格は$1,155/€979/£809です。最も高いモデルはミックスシグナルオシロスコープモデルの5444D(4チャンネル/200MHz)で販売価格は$3,025/€2,575/£2,125です。アクセサリを含め全製品ラインは、2018年6月よりPico Technologyの販売代理店でお求めいただけるようになる予定です。

PicoScope DeepMeasure™ は、すべての取得で重要な波形パラメーターを1,000万回測定することを可能にします

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17 August 2017
Category: General

複雑な機器の特性と性能の検証に役立つ波形分析&検索機能

2017年8月1日 - PCオシロスコープとデータロガーの分野で業界をリードするPico Technologyは本日、分析ツールDeepMeasureを発表しました。PicoScope 3000、4000、5000、および6000シリーズのオシロスコープに標準装備されるDeepMeasureは、最大連続100万サイクルの連続波形サイクルで波形パラメーターの自動測定を実現します。測定結果は、波形ディスプレイを使用して簡単に並べ替え、分析し、相互に関連付けることができます。

電子機器が複雑化しているため、設計エンジニアリングチームは波形データと測定の統計を記録、分析、視覚化するためこれまで以上に優れたツールを求めています。ほぼすべてのデジタルオシロスコープに周波数や期間、上昇/下降時間、デューティサイクル、最高/最低電圧など一般的なパラメーターを自動測定する機能が装備されていますが、大抵の場合、測定範囲はオシロスコープのメモリに取得された1回の波形サイクルに限られています。一緒に取得した後続の波形サイクルは画面に表示されますが、測定結果には含まれません。測定の統計(最高/最低/平均/合計)は複数の取得からの情報を集めて出されるべきです。また、範囲が限られていることで、異常なビットパターンが簡単に見逃され、無視されてしまいます。

PicoScope 3000シリーズ(512 MSamples)や6000 Series(2 GSamples) など大容量の取得メモリが装備されたオシロスコープは、トリガされた各取得においてフルサンプリング速度で何千サイクルもの波形サイクルの波形を取得できます。DeepMeasureにより、メモリに取得されたすべての波形サイクルを含む結果の表が生成されます。ツールの最初のバージョンには、10種類の波形パラメーターが含まれており、百万以上の各パラメーターの結果を収集できます。

取得した結果の表は、パラメーターごとに昇順/降順に並べ変えることができるため、エンジニアリングチームは異常を見つけ、複雑な問題の原因を速やかに特定できます。例えば、Rise Time(上昇回数)と見出しが付いた列をクリックすると、100万の波形サイクルの中から一番速い(もしくは一番遅い)上昇時間を簡単に確認することができます。特定の測定結果をダブルクリックすると、オシロスコープのビューで該当するサイクルがハイライト表示されます。

ヒストグラムや高度なデータの視覚化など、より広範な分析を行う場合は測定結果の表をエクスポートしてExcelやMATLABなどのツールを使用して利用できます。

「実際の試験データの視覚化は、今存在するエンジニアリングに関連する課題の多くを解決する鍵となります」とPico Technologyの試験&測定部門、事業開発マネージャー、トレバー・スミス は話します。「DeepMeasure は、PicoScopeの大容量メモリが装備されたオシロスコープのメ リットを活用する強力なツールで、シリアルデータ列からレーザーのパルスや素粒子物理学の実験まで、複雑な波形のスピーディーな分析とデバッグ(異常の原因特定・解決)を可能にします。異常を簡単に特定し、オシロスコープで取得された他の事象と相互に関連付けることができます」

価格およびご購入について

PicoScope 3000、4000、5000、および6000シリーズのオシロスコープをお使いのお客様は、 DeepMeasure装備のPicoScopeを無料でお使いいただけます。ベータ版は、https://www.picotech.com/downloadsよりダウンロードいただけます。

画像

 DeepMeasureのアイコン(download high-res)

 DeepMeasureのスクリーンショット(download high-res)

Pico Technologyについて

Pico Technologyは、25年以上にわたって、高性能PCオシロスコープとデータロガーの設計、開発、製造において業界をリードしています。当社の東欧支社のエンジニアは、1974年よりRFおよびマイクロ波市場に取り組んでいます。

当社は、省スペースの高性能製品およびソフトウェアの革新的ポートフォリオをそろえ、独自の低価格で提供しております。以下は、当社の製品ポートフォリオの一部となります。帯域幅最大25GHzのPicoScope PCサンプリングオシロスコープ/解像度最大16 ビットの固定および柔軟なハードウ ェア装備のリアルタイムオシロスコープ/ディープバッファメモリと混合信号機能/TC-08およびPT-104温度データロガー/複数の賞を受賞している自動車向けオシロスコープキット。

Pico Technologyに関する詳細は、当社サイトにアクセスしご確認ください:

www.picotech.com

Pico Technology、APACオフィスの開業を発表

(Hi-res)

24 March 2017
Category: General

PCベースの高性能オシロスコープ、サンプリングオシロスコープおよびデータロガーを設計・開発・製造する業界リーダーであるPico Technologyは、中国の上海に新しいオフィスをオープンすることを発表しました。このオフィスは、APAC(アジア太平洋地域)における地元拠点として販売およびサポートを行います。

マネージングディレクターであるAlan Tongは、「本日、中国の上海にPico TechnologyのAPACオフィスをオープンすることができました。Picoが拡大を続けていることを誇りに思います。このオープニングにより、当社はアジア太平洋地域における地元拠点を得ることができ、より密接に当社のお客様に対するサポートを行うことができるようになります。当社は、お客様を当社の友人として扱い、各製品をお使いいただく間は無料のソフトウェアアップグレードや技術サポートを提供するという、独自の販売アプローチをとっています。これで、アジア太平洋地域にお住まいのお客様にも、この密接な関係を味わっていただけるようになります」と語っています。

この拡大に伴い、アジア太平洋セールス部門バイスプレジデントであるSui Liが率いるAPACチームが発足しました。Sui Liは、「PCベースのオシロスコープ市場において長年リーダーであり続けている活力に満ちた企業に参加できることをうれしく思っています。APAC地域においてPicoの事業を拡大し、すでに確立された当社の強みをこの地域でさらに発展させていくのを楽しみにしています」と述べました。

2016年、Pico Technologyは創立25周年を迎えました。Picoのデータロガー、オシロスコープ、および信号発生器は、世界中のエンジニア、科学者、および技術者がその製品を市場に送り出す際に使用しています。Picoの自動車診断用製品は、世界中の自動車製造業者やサービス機関は事業を展開し続けるのに役立っています。

英国のセント・ネオツにあるPico本社、米国、リトアニア、そして中国にある子会社では、100名以上の社員が働いています。当社には、試験&測定、自動車診断用製品、および無線周波数試験製品の3つの部門があり、製品は世界中で販売されています。

CAN FDのデコードを行うPicoScope 6、無料で

(Hi-res)

23 February 2017
Category: Oscilloscopes

緊急リリース用:PicoScopeオシロスコープ用の新ソフトウェアPicoScope 6.12.7

2017年2月20日 - PCベースのオシロスコープおよびデータロガーを販売する業界リーダーであるPico Technologyは、本日PicoScope 6ソフトウェアにCAN FD仕様のデコード機能を追加しました。このソフトウェア(すべてのPicoScopeオシロスコープ用に無料で入手可能)では、シリアルデコード、チャネル演算、マスクリミットテスト、スペクトル分析などの高度な機能が使用できますが、整理された明快なディスプレイや使いやすいコントロールは以前のままです。

Pico Technologyのテストおよび測定部門ビジネス開発マネージャーであるTrevor Smithは、「PicoScope 6では、すでにI2C、SPI、UARTなどのシリアルプロトコル、そして車載標準のCAN、LIN、FlexRayなど、幅広いデコードが可能になっています。「そこに自動車や工業オートメーション用に使用されるCAN Busの最新かつ最速の仕様であるCAN FDも加わりました」と述べています。

シリアルデコードはPicoScopeソフトウェアの重要な要素で、デコードしたデータをアナログ波形と同じタイムベースで表示することができます。フレーム内のビットフィールドは識別しやすいように色分けされており、エラーは赤で強調表示されます。デコードフレームをクリックすると、PicoScopeは波形の下にある表の同じデータを即座に強調表示します。デコードしたデータを検索してソートしたり、テキスト形式にエクスポートしたりできるほか、ピーク電圧、パケット計測時間、開始・終了時間などの測定値をオプションで表示することができます。

PicoScope 6は、Windowsコンピューターで動作させることができ、Eメールで.psdataファイルかスクリーンショットを送信するだけで、簡単に波形を共有することができます。波形データは、バイナリーからテキスト形式まで様々にエクスポートすることが可能です。

ご利用方法

PicoScope 6.12.7は、www.picotech.comから今すぐ無料でダウンロードしていただけます。32ビットまたは64ビットのWindows 7、8、10で動作可能で、すべてのPicoScopeオシロスコープに対応しております。